
階と階数の違いとは?基本の理解
私たちが建物を見たときによく使う言葉の中に「階(かい)」と「階数(かいすう)」があります。
この二つは似ているようで実は違う意味を持つ言葉です。
まず、「階」とは建物の段ごとの区切りのこと指します。例えば、1階、2階、3階といった具合ですね。
一方で「階数」とはその建物にある階の数、つまり階がいくつあるのかを表した言葉なんです。簡単に言うと、「階」は一つひとつの段、「階数」は段の合計の数を表します。
よく混同されやすいですが、建物の何階にいるのかが「階」で、建物に全部で何階あるのかが「階数」なのです。
この基本を押さえることで、建物の説明や案内がより正確に理解できるようになります。
では、具体的にどんな違いがあるのか見ていきましょう。
階と階数の使い分け。実際の例で考えよう
まずは簡単な例です。
たとえば、あなたが百貨店の3階に行くとき、「3階に行ってください」と言いますよね。
これはその建物の3番目の段(階)に行ってくださいという意味です。
この建物が全部で5階建てなら、建物の階数は5階になります。
他にも数え方の違いがあります。
日本では「1階」が地上の最初の階となり、その上が「2階」という数え方ですが、国によっては「1階」が日本でいう「2階」になる場合もあります。
そのため「階数」が同じでも、「階」の呼び方が変わることもあるのです。
このあたりの違いも理解しておくと、海外の建物などを見るときに役立ちます。
さらに、建物の用途や設計によっては、階数には含まれない部分があったり、地下部分が含まれたりすることも。
だからこそ、「階」と「階数」は別々に考える必要があるのです。
階と階数の違いをまとめた表
用語 | 意味 | 使い方例 |
---|---|---|
階 | 建物の一つひとつの段。例:1階、2階、3階 | 「私は5階にいます」 |
階数 | 建物にある階の合計数。例:5階建て、10階建て | 「このビルは10階建てです」 |
まとめ ~階と階数を正しく理解しよう~
今回は「階」と「階数」の違いについて解説しました。
「階」は建物の1つひとつの段を指し、「階数」は建物にある階の数のこと。
これを理解すると建物の案内や説明がスムーズになり、特に不動産や建築の話題で役立ちます。
また、言葉の使い方や数え方の違いによって混乱しないよう注意が必要です。
ぜひこの記事を参考に、周りの建物を見るときに意識してみてくださいね。
階と階数の違いを知れば、建物の見方がもっと楽しくなりますよ!
「階」という言葉、実は日本語でも少しややこしいんですよ。例えばビルの一階って地上の階のことですが、イギリスでは“Ground floor”(地面の階)と言って、日本の1階と同じ場所。でもアメリカだと“First floor”(1階)が日本の1階に当たります。この違いから海外旅行などで階を尋ねるときは混乱しないよう注意が必要です。
そのおかげで日本では「階数」が5階と言っても、海外の人は違う数え方をするかもしれませんね。こうした文化の違いを知ると、言葉の裏側の面白さが見えてきますよ!
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