
カルトナージュとデコパージュの基本的な違いとは?
まず、カルトナージュとデコパージュはどちらも手作りのクラフト技術ですが、その作り方や素材、特徴には大きな違いがあります。
カルトナージュは「厚紙」を使って箱や小物入れなどの形を作り、その上に布や紙を美しく貼り付けて仕上げる技法です。
一方、デコパージュは「紙の絵柄を切り抜いて、家具やガラスなどの表面に専用接着剤で貼り付ける技法」で、作品の表面にデザインをデコレーションしていきます。
簡単に言うと
カルトナージュはものを作る作業、デコパージュはものの表面を飾る作業と言えます。
カルトナージュの特徴と魅力
カルトナージュは厚紙で形を作るため、立体的で実用的な作品を作るのが魅力です。
例えば、小箱、書類ケース、アクセサリーケースなど、日常的に使う物をおしゃれに手作りできます。
用意する材料は厚紙、布や壁紙のような装飾用の布、ボンド(糊)などです。
作る過程では切る・貼る・組み立てるという工程が多く、少し手先の器用さが必要になりますが、完成するととても丈夫で長く使える作品になります。
また、自分の好きな布を使うことで、世界に一つだけのオリジナル作品が作れる楽しさもカルトナージュの大きな魅力です。
デコパージュの特徴と魅力
一方のデコパージュは、紙に印刷された絵柄や切り抜いた写真などを貼り付ける技術です。
もともとはフランス語で「切り抜く」という意味で、紙を切って貼る技法が名前の由来です。
木の箱やガラス瓶、家具の表面にデザインを施すのに使われることが多く、とても簡単に見た目を華やかに変えることができます。
特に初心者でも手軽に始められるため、趣味として人気があります。
表面に防水性のニスや接着剤を塗るので、絵柄がはがれにくく、作品の耐久性も上がります。
貼る紙は専用のデコパージュペーパー以外にも、包装紙やナプキンペーパーを使って、自由にアレンジできます。
用途や仕上がりの違いを分かりやすく比較
ポイント | カルトナージュ | デコパージュ |
---|---|---|
作るもの | 箱や小物入れなど立体物 | 家具や雑貨の表面装飾 |
使用する素材 | 厚紙、布、ボンド | 紙(絵柄や写真)、接着剤、ニス |
作り方の特徴 | 厚紙を組み立てて作る | 紙を貼り付けて装飾する |
仕上がりのイメージ | 実用的で丈夫な立体物 | 平面的で装飾的 |
初心者向け度 | やや難しい(組み立てや裁断が必要) | 簡単(貼るだけでできる) |
まとめ:クラフトの楽しみ方の違い
カルトナージュはものづくりの楽しさ、デコパージュは飾りつけの楽しさを体験できる技法です。
どちらも自分だけのオリジナル作品が作れるので、趣味としておすすめです。
もししっかりとした形を作りたい場合はカルトナージュを、家具や雑貨を華やかに飾りたい場合はデコパージュを選ぶと良いでしょう。
ぜひこの記事を参考に、あなたも気になるクラフトに挑戦してみてください!
デコパージュって、実は語源がとても面白いんです。フランス語の "découper" は「切り抜く」という意味で、名前の通り紙を切って貼る技術が由来。
だからデコパージュでは、自分の好きな絵柄を切り抜いて家具や雑貨に貼ることが多いんですね。
これが意外と簡単で、初心者もすぐに楽しめるのが魅力。
紙の種類を変えたり、ニスをかけてツヤを出したりすることで個性が出せるのも楽しいポイントですよ。
ちょっとしたDIY感覚で、身近なものをおしゃれに変えられる素敵な技法です!