
すだれとよしずとは?基本の違いをわかりやすく解説
まず、すだれとよしずはどちらも日本の伝統的な日よけ用品ですが、実は少し違いがあります。
すだれは、主に細い竹や木のひごを糸などで編み込んで作られています。軽くて薄いため、窓や室内の仕切りによく用いられます。
よしずは、葦(あし)という水辺に生える植物の茎を太めに使い、竹の棒で固定して作られています。すだれよりも厚みがあり、より強い日差しや風を遮るのに向いています。
素材や作り方の違い
すだれは、竹の細いひごを均一な幅で並べ、糸で繋ぐことで薄くて軽い仕上がりになります。
そのため、軽くて持ち運びもしやすく、部屋の中に掛けることもできます。
一般的には室内の窓用の日除けとして使われることが多いです。
一方、よしずは主に葦の茎を使い、竹の棒でしっかりと縛って作られます。厚みがありしっかりしているので、屋外で強い日差しを遮ることに適しています。
縦にしっかりと並べられていて、屋外のベランダや庭でよく活用されます。
役割や使い方の違い
すだれの最大の特徴は、涼しさを感じさせる透け感です。
日差しを柔らかく遮りながら風も通します。
よしずは日差しをしっかり遮ることに重点があり、直射日光を防ぐのに適しています。
また遮熱効果も高いので、夏の暑い時間帯にベランダや店舗の入り口などに使われることが多いです。
すだれは室内用や柔らかな日除け、
よしずは屋外用や強力な日除けという役割の違いがあると覚えておくといいでしょう。
すだれとよしずの違いを表で比較
項目 | すだれ | よしず |
---|---|---|
材料 | 細い竹のひご | 葦(あし)の茎と竹の棒 |
厚み | 薄く軽い | 厚みがあり重さがある |
用途 | 室内の窓や仕切り | 屋外のベランダや玄関 |
日除け効果 | 柔らかい光を通す | 直射日光をしっかり遮る |
透け感 | 高い | 低い |
まとめ:すだれとよしず、どちらを選ぶべき?
使用場所や役割に合わせて選びましょう。
窓際に涼しい雰囲気を出したいなら軽くて透け感のあるすだれがぴったりです。
逆に強い日差しを遮りたい場合や屋外で使う場合は、丈夫で日除け効果が高いよしずがおすすめです。
どちらも日本の夏を快適にする伝統工芸品として素晴らしいので、目的に応じて上手に使い分けてみてください。
「すだれ」と聞くと、薄くて透け感のある竹製の日よけをイメージしがちですが、実はすだれにもいろいろな種類があるんです。特に面白いのは、巻き上げタイプと掛けるタイプの違い。巻き上げれば簡単に日差しを調節できるので、夏の暑さを上手に和らげられますよ。すだれの持つ軽やかな雰囲気は、日本の古い家屋だけでなく、モダンな部屋にもよく合うんです。季節感を演出したいときにぜひ使ってみてくださいね。
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