
ドルマンスリーブとラグランスリーブの基本的な違い
洋服の袖にはいろいろなデザインがありますが、その中でも「ドルマンスリーブ」と「ラグランスリーブ」は人気の高いタイプです。
ドルマンスリーブは、袖の部分が肩から裾にかけて広がっていて、ゆったりとしたシルエットが特徴です。袖付けがなく、肩と袖が一体となっているため、腕の動きがとても自由になります。ガウンやセーターなどでよく使われます。
一方、ラグランスリーブは、袖と身頃が斜めに縫い合わされたデザインで、肩に縫い目が斜めに走っています。このデザインは、ラグランというスポーツ選手の名前に由来し、動きやすさが優れています。主にスポーツウェアやカジュアルなトップスに多く使われています。
このように、ドルマンスリーブはゆったり感重視、ラグランスリーブは動きやすさ重視という点で分けられます。
ドルマンスリーブの特徴とメリット
ドルマンスリーブの最大の特徴は、袖が肩から大きく広がっていて、腕の付け根に縫い目がないことです。
この形状のため、袖ぐりが広くてゆったりとした着心地になります。体のラインを隠しやすいため、着やせ効果も期待できます。
また、袖がたっぷりあるので動きが自然でラクなのがメリットです。ただし、ゆったりしている分、だぼっと見えやすいので着こなしには注意が必要です。
冬のセーターやカーディガンに多く使われ、重ね着も楽にできるため、ファッションの幅も広がります。
ラグランスリーブの特徴とメリット
ラグランスリーブの特徴は、袖と身頃を斜めのラインでつなぐ縫い目があることです。肩の縫い目が丸く斜めに走っているのがわかりやすい特徴です。
このデザインは肩周りの動きを妨げにくく、野球のラグラン選手が着用していたことから名づけられました。
スポーツやアウトドア、カジュアルにぴったりで、腕を上げたり動かしたりしてもストレスが少ないです。
また、肩が細く見える効果もあるため、シルエットをスマートに見せたい場合にも適しています。デザインの幅も広く、ジャケットやTシャツにもよく使われています。
ドルマンスリーブとラグランスリーブの簡単比較表
まとめ
ドルマンスリーブとラグランスリーブは、初心者には似ているようで違いがあります。
ドルマンスリーブはゆったり感と楽な着心地が魅力で、ゆるっとしたシルエットを楽しみたい人にぴったりです。
ラグランスリーブは肩の動きを妨げず、スポーティでスマートな印象を与えるため、活発なシーンやカジュアルに適しています。
これらの特徴を理解すると、自分の好みや目的に合わせて洋服を選びやすくなります。
ぜひ次に服を選ぶときに、この違いを思い出してみてくださいね。
ドルマンスリーブって、ただのゆったり袖だと思いがちですが、その形はかなり独特です。袖の部分が肩から一体となって広がっていて、実は縫い目がないんですよ。これって洋服を作る時にちょっと難しいデザインなんです。
また、袖ぐりが大きいので腕の動きが自由。でもその分、着る人の体型や着こなし方によってはだぼっと見えることもあります。だからこそ、袖の形だけじゃなくて全体のバランスを意識して選ぶのがポイントです。
ちなみに、この名前はフランス語の「dormant(休止している)」が語源とも言われ、袖が優雅に落ちる感じをイメージしているのかもしれませんね。