
コラージュとデコパージュの基本的な違い
コラージュとデコパージュは、どちらも紙や素材を使って作品を作る手法ですが、目的や手法、使用する材料に違いがあります。
コラージュとは、絵や写真、雑誌の切り抜きなどを自由に組み合わせて一つの作品にする技法のことです。芸術的な表現やデザインとして使われることが多く、平面のアート作品が主です。
一方でデコパージュは、紙に印刷された絵や模様をハサミやナイフで切り抜き、家具や小物などの表面に貼り付けて装飾する工芸技法です。表面をニスや接着剤でコーティングするので、立体物の装飾が特徴です。
このように作るものや目的により違いがあることがわかります。
材料や道具の違いと使い方
コラージュの材料は、雑誌の切り抜き、布、紙、写真、古いポスターなど様々です。
糊や接着剤を使って厚紙や画用紙に貼り付けることが多く、必要に応じてペンや絵の具で加筆を加えます。
対してデコパージュでは、専用のデコパージュ用紙ナプキンやペーパーナプキンを使うことが一般的です。
使用するのはデコパージュ用の専用の液体のりやニス、筆などで、薄い紙を平らに貼り付けて絵柄を浮き立たせます。
完成後はニスでコーティングし、水や傷から守ります。
つまり、コラージュは主に平面で自由な表現、デコパージュは立体物の装飾という目的に合わせた材料と道具があります。
楽しみ方と作り方のポイント
コラージュの作り方は、まずテーマやイメージを決め、それに合わせて写真や素材を集めて重ねたり並べたりします。
自由な発想を大切にして、素材の大きさや方向、色のバランスを考えながら貼り付けていくのがポイントです。
最初は切り抜きや貼り付けの練習をして、だんだんと自分だけのオリジナル作品を作る楽しさを味わえます。
デコパージュは、飾りたいものの表面をよくきれいにしておきます。
次にナプキン紙などを使い、慎重に貼り付けてシワにならないように気をつけます。
最後に数回に分けてニスを塗り重ね、表面を強くして完成です。
出来上がりは家具や箱、小物入れなどを華やかに彩るのが魅力です。
どちらも始めは簡単なものから挑戦し、コツを掴むとますます楽しくなります。
コラージュとデコパージュの比較表
デコパージュって聞くと、なんだか難しそうに思う人もいるかもしれません。実は、日本での人気が高まったのは1980年代後半から90年代にかけてなんですよ。
当時はインテリアブームも重なって、家具や小物に絵柄を貼り付けるこの技法が注目されました。
しかもデコパージュは専用の紙ナプキンなどが使え、初心者でも比較的簡単に可愛い作品が作れるので親しまれています。
だから始めるのに年齢や経験は関係なし!手軽にできるクラフトとしておすすめです。
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