中嶋悟
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クッションフロアと床材の基本的な違いとは？
床を選ぶとき、「クッションフロア」という言葉はよく耳にしますが、実は「床材」という言葉とは少し意味が違います。
床材は、建物の床を作るために使われる材料全般を指します。木材、タイル、フローリング、カーペット、そしてクッションフロアも床材の一種です。
一方で、クッションフロアは床材の中でも特に柔らかく、クッション性の高い塩化ビニール（PVC）製のシート状の床材を指します。主に水に強く、掃除がしやすいことから、キッチンや洗面所などの水回りに向いています。
つまり、「床材」は幅広い材料の総称であり、その中の一カテゴリとして「クッションフロア」があると考えればわかりやすいです。
今回の記事では、この違いを詳しく見ていきましょう。
クッションフロアの特徴とメリット・デメリット
クッションフロアの最大の特徴は、その柔らかさと水に強い点です。
具体的には、塩化ビニールでできており、厚さが数ミリ程度のシート状なので、踏み心地が優しく、足腰に負担がかかりにくいです。
メリットは多く、例えば
- 耐水性が高く、キッチンや洗面所などの水回りに適している
- 掃除がしやすく、汚れも付きにくい
- 施工が比較的簡単で、DIYもしやすい
- 豊富なデザインがあり、木目調や石目調など多彩
一方でデメリットもあります
- 重い家具を置くと跡が残りやすい
- 耐久性は他の床材と比べてやや劣る
- 長期間使うと表面が剥がれたり変色することもある
このように、場所や用途に合わせて選ぶことが大切です。
床材の種類と用途比較表
床材は非常に種類が多く、用途や機能によって選択が変わります。ここでは代表的な床材の種類と、それぞれの特徴を表にまとめました。
| 床材の種類 | 主な特徴 | メリット | デメリット | 適した場所 |
|---|---|---|---|---|
| フローリング | 木材を使った床材。温かみがあり高級感がある | 耐久性が高い 掃除がしやすい | 水に弱い コストが高い | リビング・寝室 |
| クッションフロア | 塩化ビニール製の柔らかいシート | 耐水性が高い 掃除が簡単 安価 | 重いものの跡がつきやすい 耐久性にやや劣る | 水回り・子供部屋 |
| タイル | 陶器や石材を加工した硬い床 | 耐水性・耐久性が高い 清潔感がある | 寒い 硬くて足が疲れやすい | 玄関・水回り |
| カーペット | 織物の床材。柔らかく保温性がある | 暖かくて静か 足腰に優しい | 汚れやすい ダニが発生しやすい | 寝室・子供部屋 |
