
マイナンバーカードとは何か?
マイナンバーカードは、日本に住むすべての人が持つことができる身分証明書のひとつです。マイナンバーという12桁の番号が記載されていて、税金や社会保障、災害対策などに使われます。
このカードは、住民基本台帳カードの後継として作られ、顔写真や氏名、生年月日、住所、性別などが載っています。
マイナンバーカードは、日本の市区町村役場で申請できます。持つことで、コンビニで住民票を取得したり、電子申請ができたりする便利なカードです。
海外から日本に来た人や外国籍の人も、条件を満たせば取得が可能です。
在留カードとは何か?
在留カードは、日本に中長期で滞在する外国人に発行される身分証明書です。これは主に外国人の住所や在留資格、在留期限を証明するためのものです。
在留カードには、氏名、生年月日、国籍・地域、在留資格、在留期限、顔写真が載っています。
このカードは日本の出入国在留管理庁が発行し、一定の在留期間がある外国人は必ず携帯しなくてはなりません。
また、住居を移した場合は住所変更の届け出が必要で、カードの情報を更新します。
在留カードは日本に住む外国人の身分を示すとともに、社会生活での本人確認に使われます。
マイナンバーカードと在留カードの主な違い
それでは、マイナンバーカードと在留カードの大きな違いを見ていきましょう。
以下の表に主なポイントをまとめました。
項目 | マイナンバーカード | 在留カード |
---|---|---|
対象者 | 日本に住民登録のある全ての人(日本人・外国人) | 日本に中長期滞在する外国人 |
目的 | 税・社会保障・災害対策などの行政サービス | 外国人の在留管理と身分証明 |
発行機関 | 市区町村の役場 | 出入国在留管理庁 |
記載情報 | 氏名、生年月日、住所、性別、顔写真、12桁のマイナンバー | 氏名、生年月日、国籍、在留資格、在留期限、顔写真 |
必須携帯 | 必須ではない | 中長期在留者は常に携帯義務あり |
このように、マイナンバーカードは行政サービスをスムーズに受けるためのカードで、在留カードは外国人の在留資格や身分を証明するカードです。
外国人の方は、両方を持っている場合もありますが、それぞれ役割が違うことを知っておきましょう。
まとめ
今回は「マイナンバーカード」と「在留カード」の違いについてわかりやすく説明しました。
マイナンバーカードは日本の行政サービスに関わるIDカードで、日本に住民登録があれば取得可能です。
一方、在留カードは外国人の滞在資格や期限を示し、常に携帯が義務付けられています。
両者は目的や対象者、発行元が異なりますので、混同しないように注意してください。
これから日本に住む方や在留する方は、自分に必要なカードを理解し、正しく活用していきましょう。
マイナンバーカードの12桁の番号、通称『マイナンバー』ですが、実はこの番号は生涯変わることがありません。中学生の皆さんも知っておいてほしいのは、この番号一つで行政のあらゆる手続きがスムーズになる点です。例えば、引っ越したときや学校の手続き、税金関連など色々な所で使われます。でも、プライバシーの理由で慎重に管理しなければならない、まるで秘密のパスワードのような存在なんですよ。
前の記事: « 公的統計と基幹統計の違いとは?初心者でもわかる分かりやすい解説