
マイナンバーカードと個人番号カードって何?その基本を理解しよう
マイナンバーカードと個人番号カードという言葉をよく耳にしますが、実はこの2つはほぼ同じものを指しています
2016年に日本で導入されたマイナンバー制度。これは国民一人ひとりに12桁の番号を割り当て、税金や社会保障などの手続きを簡単にするための仕組みです。
この番号を証明したり、本人確認に使ったりするためのカードが『マイナンバーカード』で、『個人番号カード』とも呼ばれています。どちらも正式名称は『個人番号カード』ですが、普段は『マイナンバーカード』という呼び方が一般的です。
マイナンバーカードと個人番号カードの違いはあるの?
結論から言うと、マイナンバーカードと個人番号カードは同じものです。
なぜ2つの名前があるのかというと、カードの正式名称が『個人番号カード』なのに対して、国やメディアがわかりやすく扱うために『マイナンバーカード』と呼んでいるためです。
たとえば、健康保険証と呼ばれるものも正式には保険証ですが、日常会話で使う名前と公式名が違うことがありますよね。それと同じイメージです。
また、『マイナンバーカード』には色んな機能があります。例えば、
- 本人確認の証明書として使える
- 行政サービスのオンライン利用ができる
- 住民票や印鑑登録証明書のコンビニ交付が可能
そのため、名前が2つあることで混乱するかもしれませんが、内容は共通しています。
マイナンバーカードの主な機能と利便性のポイント
マイナンバーカードの一番の特徴は、多機能で便利な身分証明書としての役割です。
いままでは免許証や保険証を使う場面が多かったですが、マイナンバーカードがあればそれらの役割も一部カバーしてくれます。
カードに搭載された電子証明書により、インターネット上での本人認証も可能。たとえば、税金の申告や各種行政手続きをオンラインで行えます。
また、カードに搭載されたICチップが安全性を高めていて、不正利用を防止。
さらに、2023年からは健康保険証としても利用可能になっており、医療機関での受付を簡単にするシステムも広がっています。
日本政府はこのカードの普及を進めており、多くの人に使われるようになっています。
マイナンバーカード(個人番号カード)の主な機能比較表
機能 | 内容 | 利点 |
---|---|---|
身分証明書 | 本人確認のために使える | 銀行や役所での手続きがスムーズに |
オンライン申請 | 電子証明書を利用して行政手続きが可能 | 役所に行かずに申請や申告ができる |
コンビニ交付 | 住民票などの証明書をコンビニで取得可能 | 近くのコンビニで簡単に入手できる |
健康保険証機能 | 医療機関での受付に利用 | 保険証を持ち歩かなくて良い |
『マイナンバーカード』という名前は、正式名称の『個人番号カード』に比べるととてもわかりやすいですよね。実は、この名前は国民に親しみやすくするために使われています。中学生の君も、学校の書類や手続きでこの言葉を聞いたら、『ああ、あのカードね』とイメージがわきやすいはず。
それから、カードの名前を変えずに呼び方を変えることで、利用者が混乱しないよう配慮しているんです。こんなちょっとした工夫も、日本の行政が国民の使いやすさを考えている証拠なんですね。マイナンバーカードは、呼び方だけじゃなくて機能もこれからどんどん増えていくかもしれませんよ。
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