
図録と資料集の基本的な違いとは?
図録と資料集はどちらも情報を集めた本ですが、内容や使い方に明確な違いがあります。図録は主に展覧会や博物館などで展示された作品や資料を紹介するためのものです。美術品の写真や解説が中心で、展示された内容を後からもう一度見返せるように作られています。
一方、資料集は特定のテーマや分野に関する情報を幅広く集めたものです。たとえば歴史の資料集では、古文書や統計データ、写真などがまとめられていて、研究や学習に役立ちます。図録が展覧会の記録のような役割なのに対して、資料集は広く勉強や調査で使われる参考資料なのです。
この違いから、どちらを選ぶかは使いたい目的によって変わります。
図録と資料集の特徴を表で比較
ポイント | 図録 | 資料集 |
---|---|---|
主な内容 | 展覧会や展示の作品の写真、解説 | 特定テーマに関する多様な資料やデータ |
用途 | 展覧会の記録・鑑賞 | 学習・研究・調査 |
掲載されるもの | 図版中心、文章は簡潔 | 文章・データ・図版など多様 |
入手方法 | 展覧会場や美術館で限定販売されることが多い | 書店や図書館で広く販売・利用される |
ピックアップ解説
図録という言葉は、もともと『図』と『録』からできています。『図』は絵や写真、『録』は記録を意味します。つまり、図録は絵や写真を記録した本なんです。面白いのは、図録は展覧会の記録としての役割が強いため、発行されるタイミングが限られていること。展覧会が終わると入手が難しくなることもあるんですよ。だから、好きな展覧会の図録はお宝になることも!とても貴重な記録として価値があります。
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