
つる植物とは?その特徴をわかりやすく解説
つる植物は、【茎や枝が他のものに巻き付く植物】のことを指します。
植物自身の体を支えにするのではなく、周囲のものに絡みつくことで上へ伸びていく特徴があります。
例えば、キュウリやぶどうなどが代表的なつる植物です。
つる植物は、他の植物やフェンス、壁などにしっかり巻き付いて成長するため、園芸でも人気があります。
またつるの部分は細くしなやかで、必要に応じて巻きつく力があります。
強い風や重さに耐えられるように、つるは柔軟かつ丈夫な構造になっていることが多いです。
これにより、どんどん高く伸びて、日光をたっぷり浴びることができるようになっています。
つる植物の成長戦略は、自分の力で立つことが難しいため、周囲の支えを巧みに利用することにあります。
着生植物とは?その特徴を優しく解説
着生植物は、【他の植物の表面に根を着けて生活する植物】のことを言います。
いわゆる「寄生」ではなく、あくまでも支えとして他の植物に頼っています。
有名な例として、蘭(ラン)やシダの仲間、エアプランツ(チランジア)などがあります。
着生植物の特徴は、根が空気中の水分や栄養分を吸収できること。
葉や根が空気中から直接水分を取り込むので、土に根を張る必要はありません。
森の中の木の枝などにのりのようにくっつき、自分の居場所を確保します。
着生植物は自分から伸びて巻き付くのではなく、別の植物の表面に『乗っかる』ことで生きているのです。
つる植物と着生植物の違いを表で比較してみよう
実際の見分け方と覚えておきたいポイント
どちらも他の植物や物に関わりながら成長しますが、はっきりした違いは巻き付いて成長するのが『つる植物』、根を使って他の植物に根付くのが『着生植物』というところです。
見分けるポイントとしては、植物の根や茎の動きを観察すること。
・茎やつるが巻きついていたら「つる植物」
・根が他の植物に張り付いていれば「着生植物」
また、着生植物は土が無くても育つため、鉢植えで土なしでも元気なものは着生植物の可能性が高いです。
こうした違いを知ることで園芸はもちろん、自然観察がより楽しくなります。
つる植物の「つる」は、実は茎や枝が変化したものです。
このつるは、ただ伸びるだけでなく、自分の体を支えるために周りに巻きつきます。
面白いのは、つるが触れた物を感知して巻きついていくことができるんです。
これは「巻きつき反応」と呼ばれ、まるで意思があるかのように見えます。
この機能のおかげでつる植物は、しっかり支えを得て高く伸びることができるんです。
植物の生きる知恵としてとても面白い現象ですよね。
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