
回り階段とは?特徴とメリット・デメリット
回り階段は、階段が曲がりながら上がるタイプの階段で、主に90度や180度などの角度で折れ曲がっていることが多いです。例えば、L字型やU字型の形状があり、建物のスペースを有効活用するためによく選ばれます。
メリットとしては、狭いスペースに設置できること、デザインの自由度が高いこと、空間を活かしやすいことが挙げられます。
デメリットは、直進する階段よりも少し複雑な構造なので建築コストが高くなることや、折り曲がる部分で注意しないと踏み外しやすくなる危険性があることです。
回り階段は、見た目にも美しく住宅のインテリアの一部としても魅力的ですが、安全面にも配慮が必要です。
折り返し階段とは?特徴とメリット・デメリット
折り返し階段は、階段が途中で180度方向を変えて戻る形の階段で、一般的には途中に踊り場を設けて折り返す構造になっています。多くの公共施設やマンションなどでもよく見られます。
メリットは、階段の昇降が楽で疲れにくいこと、踊り場によって休憩ポイントがあり安全性が高いこと、そして設置の自由度が比較的高いことです。
デメリットとしては、回り階段よりもスペースを多く必要とすることや、構造が大きくなることで建築費用が増える場合もあります。
折り返し階段は、安全性を重視した住宅や施設によく採用されており、使いやすさを重視する場面に適しています。
回り階段と折り返し階段の違いを比較してみよう
項目 | 回り階段 | 折り返し階段 |
---|---|---|
形状 | 角度を変えながら曲がって上る階段(L字型・U字型など) | 途中で180度方向を折り返す階段、踊り場あり |
スペース | 狭い場所でも設置可能 | 回り階段より広めのスペースが必要 |
安全性 | 曲がり角で踏み外しの可能性あり | 踊り場があり昇降が楽で安全 |
設置例 | 住宅のインテリアや狭小住宅向け | 公共施設やマンションなどで多い |
建築コスト | 複雑な構造でやや高い | 広い構造で費用がかかる場合も |
まとめ
回り階段と折り返し階段は、一見似ていますが形状や使い勝手、安全性、設置スペースで違いがあります。
住宅の間取りや目的に合わせて選ぶことが大切です。
例えば、狭いスペースでおしゃれなイメージを求めるなら回り階段、安全性や使いやすさを優先するなら折り返し階段がおすすめです。
また、設計時には建築士や専門家と相談して、最適な階段を選びましょう。
階段は毎日使う場所なので、安全で快適なものを選ぶことが、快適な生活につながります。
『折り返し階段』って聞くと、なんとなく大きな建物のイメージがありますよね。実は、この階段の“踊り場”はただの踏み場じゃないんです。この踊り場は昇り降りの途中で休める場所として、安全面でとても重要な役割を持っているんですよ。長い階段を一気に上るのは疲れますが、折り返し階段なら途中で休憩してリフレッシュできるので、特にお年寄りや子どもにも優しい構造なんです。だから公共施設やマンションでよく使われている理由の一つなんですね。
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