
ブローチとワッペンとは?基本の特徴を理解しよう
ファッションや手作りのアクセサリーとしてよく見かけるブローチとワッペン。どちらも洋服に付けておしゃれを楽しむアイテムですが、使い方や素材、取り付け方法に違いがあります。
まずブローチは、小さな装飾品のことで、金属やプラスチック、ガラスなどさまざまな素材で作られています。主に胸元や帽子などに安全ピンのような金具で留めて使います。一方のワッペンは、布でできた装飾用のパッチ。刺繍が施されていたり、アイロンや縫い付けで洋服に貼り付けます。
このように、ブローチは「金属や硬い素材でピン止めタイプ」、ワッペンは「布製で洋服に貼ったり縫ったりするタイプ」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
素材やデザインの違いで楽しみ方も変わる
ブローチとワッペンは使われる素材が大きく異なるため、デザインの幅や雰囲気にも違いがあります。
ブローチは立体的で光沢のある金属やプラスチック、ビーズで細かな装飾が可能。大人っぽいエレガントな印象や華やかさを演出したい時にぴったりです。花や動物、インタリオ風などデザイン豊富で、フォーマルな場面でも使われることが多いです。
一方ワッペンは、カジュアルでかわいい雰囲気を楽しめます。布に刺繍やプリントでイラストやロゴなどが描かれており、子供服やユニフォームによく使われます。アイロンで簡単に付けられる商品も多く、手軽にオリジナル感を出せる点が魅力です。
取り付け方法と取り外しの手軽さを比較
ブローチとワッペンは着け外しの方法が違うため、使い勝手にも明確な差があります。
ブローチは裏側に安全ピンやクリップの金具が付いており、洋服に挟んで固定します。そのため、一日に何度でも付け替えたり、他のアイテムに簡単に移すことが可能です。
反対にワッペンは主にアイロンで圧着したり、縫い付けて固定するため、手軽に取り外すのは難しいです。特に縫い付けタイプは一度付けると剥がせません。そのため長期的に使う場合や衣類のリメイクとして利用されることが多いのが特徴です。
ブローチとワッペンの違いをまとめた表
項目 | ブローチ | ワッペン |
---|---|---|
素材 | 金属、プラスチック、ビーズなど | 布製(刺繍やプリント) |
取り付け方法 | 安全ピンやクリップで洋服に留める | アイロン接着や縫い付け |
取り外しのしやすさ | 簡単に取り外し可能 | 縫い付けは基本不可、アイロン接着も剥がしにくい |
用途 | フォーマル、アクセサリー、装飾 | カジュアル、ユニフォーム、リメイク |
デザインの特徴 | 立体的で光沢があるものが多い | 平面的でかわいい刺繍デザインが多い |
まとめ:用途や好みに合わせて使い分けよう
ブローチとワッペンはどちらも服を飾る素敵なアイテムですが、その特徴や使い方には大きな違いがあります。
ブローチは取り外しが簡単で華やか、フォーマルにも使いやすい一方、ワッペンはカジュアルで長期間装着するのに向いているという違いを押さえておくと、よりコーディネートが楽しめます。
ぜひ自分のファッションや目的、使う場面に合わせてブローチとワッペンを上手に使い分けてみてください。
ブローチの金具について、実は安全ピンタイプ以外にもクリップタイプやマグネット式のものがあります。例えば、マグネット式のブローチは洋服に穴を開けずにつけ外しができるため大切な服を傷めたくない人に人気です。
このように同じ『ブローチ』でも様々な取り付け金具があるので、使う洋服やシーンに合わせて選ぶと便利ですよ。