
オックスフォードとは何か?特徴と魅力を詳しく解説
オックスフォードは洋服生地の一種で、特にシャツに使われることが多い丈夫で通気性の良い織り方が特徴です。糸が太めでしっかりしているため、洗濯や着用を繰り返しても型崩れしにくいのが魅力です。
織り方は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を2本ずつ交互に織り合わせることで、表面に独特のざっくり感が生まれます。そのため、光沢が少なくマットな質感を持ち、カジュアルながらも上品な印象をもたらします。
オックスフォード生地はビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く活用できるため、ワードローブに一つあると非常に便利です。通気性が良いため春夏に適しつつも、厚みがあり丈夫なので長く使えるのもポイントです。
その特徴をまとめると以下の通りです。
- 丈夫で長持ちする
- ざっくりとした織り目
- マットな質感
- 通気性がある
- ビジネス・カジュアル両方に対応可能
シャンブレーとは?オックスフォードとの違いを中心に解説
シャンブレーもまたシャツなどに使われる生地ですが、オックスフォードとはいくつか異なるポイントがあります。
シャンブレーは経糸に色糸(多くは白以外の色)を使い、緯糸は白糸という色の組み合わせを特徴としています。これによって、薄くて軽やかな風合いと微妙な色の混ざり合いが生まれます。
織り方は1本ずつの糸を交互に織る普通織り(平織り)で、表面がキメ細かく光沢感があるのが特徴です。薄手で軽いため、夏場に涼しく着られ、カジュアルで爽やかな印象を与えます。
シャンブレーの特徴をまとめるとこちらです。
- 薄手で軽い
- 経糸と緯糸の色の違いが表面に表れる
- 平織りで光沢がある
- 爽やかでカジュアルな印象
- 夏に最適な素材感
オックスフォードとシャンブレーの違いを比較表でわかりやすく解説
特徴 | オックスフォード | シャンブレー |
---|---|---|
織り方 | バスケット織り(2本1組で織る) | 平織り(1本ずつ交互に織る) |
糸の種類・色 | 太めの糸を使い、単色や淡い色が多い | 経糸に色糸(色入り)、緯糸に白糸 |
表面の見た目 | ざっくりとしたマット感 | 細かく光沢があり色の混ざり合いがある |
厚み・重さ | 厚みがあり重みがある | 薄手で軽い |
用途・シーズン | オールシーズン、ビジネス・カジュアル | 主に春夏用の軽いカジュアルシャツ |
まとめ:用途や好みに合わせて使い分けよう
オックスフォードとシャンブレーは、どちらもシャツに使われる人気の生地ですが織り方や糸の使い方、肌触りや見た目がかなり異なります。
オックスフォードは丈夫で厚みがある分、少しカジュアルな中にも落ち着いた印象があり、長く着られて使い勝手が良いです。一方、シャンブレーは薄手で涼しく、色の混ざり合いが爽やかな印象を与えるため、暑い季節にピッタリです。
どちらを選ぶかは、着る季節や場面、好みによって決めると良いでしょう。
特に、ビジネスでも使いたいならオックスフォード、真夏のカジュアルならシャンブレーがおすすめです。
生地の違いを知って、自分にぴったりのシャツ選びを楽しんでみてください!
シャンブレーの経糸には、よく色のついた糸が使われるのですが、これが白い緯糸と組み合わさることで独特の色の混ざり合いが生まれています。実はこの微妙な色合いは、シャンブレー生地の魅力の一つで、光の当たり方で色の見え方が変わるのです。つまり、普通の単色生地にはない、一種の『奥行き感』が楽しめるというわけです。服好きならぜひ注目したいポイントですよね。春夏のシャツに特に合うのは、この軽やかな色の美しさがあるからなんです。
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