
宅配便と追跡可能メール便の基本的な違いとは?
毎日たくさんの荷物が日本中を移動していますが、荷物を送るときに使う「宅配便」と「追跡可能メール便」は似ているようで違いがあります。宅配便は、大きな荷物や重いものを送るのに便利で、東京から大阪へ翌日届くこともあります。一方、追跡可能メール便は小さな書類や薄い商品を安く送りたい時に使われます。
この2つの配送方法は、運び方や料金、サービス内容に違いがあるため、状況に合わせて使い分けることが大切です。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
宅配便の特徴とメリット・デメリット
宅配便は、ヤマト運輸の「宅急便」や日本郵便の「ゆうパック」などのサービスが代表的です。
【メリット】
- 大きくて重い荷物も送れる
- 配達日時の指定や時間帯指定ができる
- 補償があるため紛失や破損の際も安心
- 配達員が直接手渡しで届けてくれる
【デメリット】
- 追跡可能メール便より料金が高い場合が多い
- 配達に時間がかかることもある
宅配便は、荷物のサイズや重さで料金が決まることが多く、送料は追跡可能メール便より高めですが、荷物の安全性やサービスの充実度では優れています。
追跡可能メール便の特徴とメリット・デメリット
追跡可能メール便は、比較的小さな荷物や書類を低価格で送るためのサービスで、日本郵便の「ゆうメール」やヤマト運輸の「ネコポス」などがあります。
【メリット】
- 料金が安い
- 冊子や書類に適している
- 配達が郵便受けに投函されるため不在時も受け取れる
- 追跡ができるので配送状況が確認でき安心
【デメリット】
- 配達日時や時間帯の指定ができない
- 荷物のサイズや重さに制限がある(厚さ2.5cm以内など)
- 補償がないか、限定的であることが多い
追跡可能メール便は、受け渡しが郵便受けへの投函なので受取人が直接受け取らなくても届きますが、サイズ制限が厳しいため大きな荷物は送れません。また、配達時間の指定もできないため、急ぎの荷物には不向きです。
宅配便と追跡可能メール便の違いを表で比較!
項目 | 宅配便 | 追跡可能メール便 |
---|---|---|
料金 | 高め(重量・サイズに依存) | 安め(サイズ・厚さに制限あり) |
配達方法 | 手渡し配達 | 郵便受け投函 |
配達日時指定 | 可能 | 不可 |
追跡サービス | あり | あり |
補償 | あり(補償金額一定あり) | 限定的、またはなし |
荷物サイズ・重量制限 | 大きいものも可能 | 厚さ2.5cm程度、小型限定 |
このように、宅配便は安全性やサービスの面で優れていますが、料金が高いのが特徴です。追跡可能メール便は安く送れる一方、荷物の制限やサービス面での不便さがあります。
用途に合わせてうまく使い分けることで、送料を節約しながら必要なサービスを受けられます。例えば、急ぎの荷物や大切なものは宅配便を選び、書類や薄い商品は追跡可能メール便を使うと効率的です。
追跡可能メール便でよく使われる「ネコポス」や「ゆうメール」は、実はサイズだけでなく厚さにも厳しい制限があります。
例えば厚さが2.5cmを超えると利用できなくなり、宅配便に切り替える必要があります。
この「厚さ制限」は、ポスト投函が前提だからこそ守らなければならないルールで、薄い荷物を安く送るための工夫でもあるんです。
だからこそ、ちょっと分厚い本を送りたいときは宅配便が選ばれがちなんですよ!
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