
段ボールと段ボールシートの基本的な違い
みなさんは「段ボール」と「段ボールシート」の違いをはっきり説明できますか?どちらも物流や梱包に使われる素材ですが、実は用途や作り方に大きな違いがあります。
まず段ボールは、表と裏に厚紙が貼られていて、その間に波のような形状の紙(中芯と呼ばれます)がはさまれています。これにより強度が増し、衝撃から中身を守ることに優れています。段ボールは箱の形にしてよく使われています。
一方段ボールシートは、段ボールの中芯を両面に薄紙で挟んだ平らなシートのことです。箱の形にはなっていません。梱包の際に中身の固定や隙間を埋める緩衝材として使われることが多いです。
段ボールと段ボールシートの具体的な使い分け
段ボールは、その構造から箱状に組み立てて使うことが前提です。中身をしっかり守って運搬できるので、家具や家電、書籍など重いものを入れるのに向いています。
それに対し段ボールシートは平たい状態なので、箱にできませんが、重ねることで衝撃を和らげたり、中身に直接巻き付けて保護したりします。
例えば食器の間に挟んだり、精密機械の衝撃吸収材としてよく使われます。梱包の「クッション材」としての役割が強いのです。
段ボールと段ボールシートの特徴比較表
特徴 | 段ボール | 段ボールシート |
---|---|---|
形状 | 箱や箱状 | 平らなシート |
構造 | 波状の中芯が挟まれている | 波状の中芯が両面で挟まれている |
強度 | 高い衝撃吸収・耐荷重 | 中程度の衝撃吸収力 |
用途 | 運搬用箱材、梱包箱 | 緩衝材、隙間埋め、間仕切り |
再利用 | 箱として再利用しやすい | シートとして色々な梱包に使える |
まとめ:用途に合わせて上手に使い分けよう
段ボールは運ぶものを包んで守る箱であり、段ボールシートは中身の固定や隙間を埋めるための緩衝材という使い分けが基本です。
梱包の目的や荷物の形状に合った素材を使うことで、輸送中の破損を減らし、無駄なコストも抑えられます。
この違いを理解して、仕事や引っ越しの際に賢く使い分けてくださいね。
段ボールシートは単なる“紙のシート”と思われがちですが、実は中に波形の紙がサンドイッチされている構造で、これが意外と優秀なクッション材なんです。面白いのは、段ボールシートは箱にはならないため、梱包時に“隙間埋め役”や“個包装内の衝撃吸収”として活躍するところ。例えば、割れやすい食器や精密機械の間に挟むことで、振動を和らげることで商品を守っています。単純な紙材に見えて、実は物流の安全を支える重要な役割を果たしているんですよ。
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