
エコカーと電気自動車の基本的な違いとは?
まずエコカーと聞くと、環境に優しい車のことを指しますが、正確にはエコカーというのは電気自動車以外にもハイブリッド車や燃料電池車など、燃費が良く環境負荷が少ないさまざまな車を含む広い意味の言葉です。
一方で電気自動車(EV)は、エンジンを持たず、バッテリーで動くモーターのみで走る車を指します。つまり、電気自動車はエコカーの一種と考えられますが、エコカー全体の中の一部の車種という位置づけです。
このように言葉の範囲や車の動力源という面から大きな違いがあります。
環境への影響と燃費の違い
エコカー全般には燃費向上や排気ガスの削減が求められていますが、その方法は車種によって異なります。
ハイブリッド車(HV)はエンジンと電池を組み合わせて効率よく動き、ガソリンの消費を減らすことが特徴です。一方、電気自動車(EV)はガソリンを全く使わず、室内空気の汚れはゼロです。しかし電気を作る過程でCO2が発生することもあります。
以下はそれぞれの特徴を比較した表です。
車の種類 | 動力源 | CO2排出量 | 燃費の良さ | 充電の必要性 |
---|---|---|---|---|
ハイブリッド車 | ガソリン+電気 | 低減 | 良い | 不要(自動充電) |
電気自動車 | 電気のみ | ゼロ(走行時) | 非常に良い | 必要(外部充電) |
ピックアップ解説
電気自動車の「充電」について少し深掘りしましょう。充電には自宅で使う普通充電と、外出先で使う急速充電があります。急速充電は30分程度で8割ほど充電できるので、長距離ドライブにも便利です。ただし急速充電器は設置場所が限られていて、今後もっと増えていくことが期待されています。電気自動車の普及には充電インフラの拡充が大きなポイントなんですよ。
次の記事: 検定付電力量計と一般の電力量計の違いを徹底解説! »