SLOCとステップ数の違いとは?プログラミングの基本をわかりやすく解説!

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SLOCとステップ数の違いとは?プログラミングの基本をわかりやすく解説!

SLOCとステップ数の基本的な意味とは?

ログラミングの世界でよく使われる言葉にSLOC(ソース行数)ステップ数があります。どちらもコードの大きさや複雑さを測るために使われますが
実は意味が微妙に違います。

SLOCは、プログラムの中で実際に書かれているを数えたものです。つまり、プログラムのサイズを測る目安として使われます。
例えば1つのプログラムが1000行あったら、SLOCは1000となります。

一方、ステップ数はプログラムが実際に処理する
命令の数や手順の数を指します。これはコンピューターが内部でプログラムを実行する際に何回処理を行うかを測ったものです。
例えば1回の処理がいくつかのステップに分かれている場合、ステップ数は複雑さや実行時間の目安になります。

つまり
SLOCはコードの行を数えるもの、ステップ数は処理の手順の数を数えるものと覚えるとわかりやすいです。

これらはプログラムの理解や改善に役立つ指標としてよく使われます。



SLOCとステップ数の違いを簡単な例で解説!

具体的にSLOCとステップ数の違いを見てみましょう。
例えば簡単なプログラムが下記のようにあったとします。

例:1から10まで数を足すプログラム
1) i = 1
2) sum = 0
3) while i <= 10:
4)     sum = sum + i
5)     i = i + 1
6) print(sum)

この場合、SLOCは各行のコードの数なので6行あります。
つまりSLOC = 6です。

ですが、ステップ数はコンピューターが処理をする回数や手順数になります。
このプログラムはループを使って10回足し算を繰り返します。

ステップ数を数えると
・初期設定(i=1, sum=0)で2ステップ
・ループは10回
・ループ内は合計2ステップ(sumの更新とiの増加)
・最後に結果を表示1ステップ

合計すると2 + (10 × 2) + 1 = 23ステップとなります。
ここから分かるのはSLOCはコードの量だが、ステップ数は動く回数や複雑さを表しているということです。

コードが少なくても、処理が多い複雑な場合はステップ数が増えます。
だからプログラムの効率を考えるときにステップ数は重要な指標になるのです。



SLOCとステップ数の違いをまとめた表

わかりやすく違いを比較した表を作りました。

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まとめとプログラムの効率を考えるポイント

SLOCとステップ数は似ているようで違うものです。

SLOCはプログラムの行数でコードの規模を示し
ステップ数は処理の手順数や複雑さを示します。

どちらもプログラミングの理解や改善に役立ちますが
効率よく動くプログラムを作るにはステップ数を意識することが重要です。

例えば、同じSLOCのコードがあってもステップ数が少なければ
速く動くプログラムになります。
逆にステップ数が多いと動作が遅くなってしまうことが多いです。

プログラマは普段からSLOCでコードの量を把握し
ステップ数で実行の効率や複雑さを考えてプログラムを設計すると良いでしょう。

これからプログラミングを学ぶ人は、この違いをよく理解して
効率的なコードを書けるように工夫してみてください。

以上、SLOCとステップ数の違いについての解説でした。

ピックアップ解説

プログラミングでいう“SLOC”は、一見ただのコードの行数と感じがちですが、実は各行の内容によって大きく意味が変わります。例えば、コメント行や空白行は含めないことが多いので、同じ100行でも実際に動く命令の行数は大きく変わります。

一方でステップ数は、実際にコンピューターが処理する回数を指しているため、ループや条件分岐が増えると爆発的に増加します。

だから「コードが短くても複雑な処理をしているかもしれない」と考えることが大切なんです。この違いを知るとプログラムの見積もりや修正がしやすくなりますよ!


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項目SLOC(ソース行数)ステップ数
意味プログラムのコードの
行数を数えたもの
プログラムの処理回数や
命令の手順の数
使う目的コードの大きさや
規模を測る
プログラムの
複雑さや効率を測る
数え方コードの一行ずつ実行される命令の数や
ループ回数などを考慮
特徴簡単に測れる
大まかな指標
詳細な処理性能
わかる指標