
カプセル化とクラスの違いを知ろう
プログラミングを始めると、よく耳にする「カプセル化」と「クラス」。
一見似ているけど、実は役割が違う大事な用語です。
この記事では、中学生でもわかりやすく2つの違いを解説します。
プログラムを作る上での基本中の基本なので、一緒に理解を深めましょう!
クラスとは?
まずはクラスについて説明します。
クラスは、簡単に言うと「設計図」のようなもの。
例えば、自動車を作るときの設計図がクラスです。
この設計図には、自動車の見た目や機能(スピードや色など)が書かれています。
プログラミングでは、クラスは「データ(変数)」と「動作(関数やメソッド)」をまとめたひとまとまりのことを言います。
同じ特徴を持つものをまとめて管理するための土台ですね。
カプセル化ってなに?
次にカプセル化の話をしましょう。
カプセル化はクラスの中で使うテクニックの一つです。
名前の通り「カプセルに包む」イメージ。
中身を外から簡単に見えないように隠すことを言います。
例えば、自動車のエンジンは外から直接触れないようにボンネットの中に隠れていますね。
プログラムでは、クラスの中にあるデータ(変数)を
必要以上に外に公開しないで、安全に操作できるようにするのがカプセル化です。
これにより、データが間違って書き換えられるのを防いだり、プログラムの安全性や保守性が高まります。
カプセル化とクラスの違いを比較表でまとめると?
長くなったので、わかりやすく表にまとめてみました!
なぜ理解が大切?
クラスやカプセル化を理解しないと、プログラムはバラバラで扱いにくいものになりがちです。
逆にこれらを正しく使うと、プログラムの構造がはっきりし、使いやすくなります。
将来ゲームやアプリを作りたい人は特に覚えておきたい知識です。
プログラミングの世界では、クラスが土台で、カプセル化がその土台を安全に守る技術と考えるとイメージしやすいでしょう。
カプセル化って『データを隠す』って聞くと難しいイメージだけど、実は身近なものと似ているんだ。たとえば、貯金箱を想像してみて。お金の中身は外から見えないけど、貯金箱にはお金を入れたり取り出したりできる小さな穴があるよね。これと同じで、プログラムの中のカプセル化も、情報を隠しつつ安全に使う道具を用意しているんだよ。こうすることで、間違って大事なものが壊れるのを防いでいるんだ。
次の記事: 初心者でもわかる!インスタンス化とコンストラクタの違いを徹底解説 »