
コンクリートミキサーとモルタルミキサーって何?
普段の建設現場などで見かける「コンクリートミキサー」と「モルタルミキサー」。名前は似ていますが、この二つは用途や作業内容が違います。
まず、コンクリートミキサーとは、コンクリートを作るための機械です。コンクリートはセメント、水、砂利(骨材)、砂を混ぜてできる建物の土台や柱などに使われる硬い材料です。
一方で、モルタルミキサーはモルタルを作るための機械です。モルタルはセメントに水と砂を混ぜたもので、レンガやブロックをつなぐ接着剤のような役割があります。砂利は含まれていません。
この違いが用途に影響し、それぞれのミキサーも設計や使い方が異なるのです。
コンクリートミキサーとモルタルミキサーの特徴の違い
1. 混ぜる材料の違い
コンクリートミキサーはセメント、水、砂利、砂を均一に混ぜることができるように設計されています。砂利が大きく、重いので強力な混合機構が必要です。
モルタルミキサーは砂利を含まないので、軽い材料をスムーズに混ぜるためのひと回り小さなドラムや羽根を持っています。
2. 機械の大きさと容量
コンクリートミキサーは大量の重い材料を扱うため、一般的には大型で丈夫な構造をしています。容量も大きく、多くの材料を一度に混ぜられます。
モルタルミキサーは比較的小型で、持ち運びや扱いやすさを重視して作られていることが多いです。
3. 用途の違い
コンクリートミキサーは基礎工事や建物の柱、床などの大型工事に使われるコンクリートを作るのに使われます。
モルタルミキサーはブロックやレンガの施工、壁の補修など細かい仕上げ作業に使われ、小回りのきく使い方ができます。
違いを表で比較してみよう!
ポイント | コンクリートミキサー | モルタルミキサー |
---|---|---|
混ぜる材料 | セメント+砂+砂利+水 | セメント+砂+水 |
機械のサイズ | 大型で重い材料に対応 | 小型で持ち運びやすい |
用途 | 基礎工事や構造物の製造 | レンガ積みや壁の補修 |
混ぜる力 | 強力(砂利の混合も必要) | 中程度(砂とセメントを均一に) |
まとめ:どちらを使うべきか?
建設作業でコンクリートを作る場合はコンクリートミキサー、レンガの接着や壁の補修などで使う薄く柔らかい材料が必要ならモルタルミキサーを選びましょう。
二つのミキサーは似ているようで違いが多いので、使い間違えると作業効率が落ちたり、材料が均一に混ざらなかったりします。
それぞれの特徴を知り、用途に合わせて正しく選ぶことが大切です。
初心者でもわかりやすいように、用途や材料の違いを基に選ぶポイントを紹介しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
モルタルの話をすると、実はモルタルって古くから建築で重宝されているんですよね。
砂利が入っているコンクリートと違って、モルタルは細かい砂だけで作られているので、レンガやタイルを積んだり接着したりするのにピッタリなんです。
だからモルタルミキサーは砂利がない材料だけを混ぜるために特化していて、軽くて使いやすくできているんですよ。
あの、ちょっとした壁の修理やレンガ塀づくりに欠かせない存在なんです。