
れき岩と砂岩の基本的な違いとは?
れき岩と砂岩はどちらも堆積岩の一種ですが、その成り立ちや見た目に違いがあります。れき岩は、主に直径2mm以上の大きなれき粒が集まってできる岩石で、じゃりのように粗い質感が特徴です。一方、砂岩は主に0.06mm~2mmの細かい砂粒が集まってできた岩で、さらさらしていて細かい砂のような感触があります。
この粒の大きさの違いが、れき岩と砂岩の性質や使い道にも大きく影響しているのです。
このように粒の大きさでどちらの岩石か見分けることができます。
また、れき岩は河川や海岸の近くで大量の大きな砂利が集まってでき、砂岩は砂漠の砂や海底の細かい砂が積もって形成されます。
これらの違いは地質の学習や土地の特徴を知るうえでもとても重要です。
れき岩と砂岩の見た目と質感の違い
見た目ではれき岩は、大きな粒がゴロゴロと見えているため岩の表面がデコボコしている感じがあります。れき粒は丸みを帯びたり、角ばっていたりさまざまです。
砂岩は粒が細かく、目で見ると岩全体が比較的なめらかで、一見すると固い砂の塊のように見えます。砂粒は均一に詰まっているため、砂岩の表面はまるで石の砂浜のような質感です。
この質感の違いは顕微鏡で見ても明らかで、れき岩は大きな粒が目立ち、砂岩は粒が揃って滑らかになります。
そのため建築材料や道路の素材として使うときにも、重さや耐久性に違いがでるのです。
れき岩と砂岩の特徴と主な用途の比較表
このように、れき岩と砂岩はその性質や見た目、用途が異なります。
地元の地形や使い道を知るために、それぞれの特徴を覚えておくと便利です。
身近にある石を観察すると、岩石の違いを楽しみながら学べるのでおすすめですよ!
砂岩の粒の大きさって、本当に細かいんですよね。実は砂岩の砂粒は、0.06mm〜2mmの範囲で揃っているため、見た目はとても均一で滑らかです。これが建築資材として人気の理由の一つなんです。でも、普段歩いている砂浜の砂全てが砂岩の元になるわけではなく、砂岩になるには長い時間をかけて砂粒が固まる必要があります。だから、砂浜の砂と砂岩の違いって自然の力のすごさを感じられて面白いポイントですね。
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