
DVとモラハラは何が違うの?基本の理解から始めよう
突然ですが、DVとモラハラ、みなさんはその違いをはっきり説明できますか?
どちらも身近なトラブルとして多くの人が悩む問題ですが、実は内容や特徴が異なります。
まずは基本的な意味から見ていきましょう。
DV(ドメスティックバイオレンス)とは、主に恋人や配偶者など家族関係の中で起こる暴力行為のことを指します。
身体的な暴力だけでなく、精神的な暴力も含まれます。
例えば、殴る・蹴るなどの身体的暴力のほか、強い言葉で責めることや脅すことも含まれます。
一方、モラハラ(モラルハラスメント)は、言葉や態度などの精神的な嫌がらせに特化した言葉です。
たとえば、無視をする、人格を否定する、過剰に怒るなど、言葉や態度で相手を傷つける行為を指しています。
モラハラは必ずしも家族間だけでなく、職場や友人関係でも起こる可能性があります。
DVとモラハラを見分けるポイントと具体例
では、具体的にどのように違いを見分ければ良いのでしょうか?
いくつかのポイントで比較してみましょう。
ポイント | DV | モラハラ |
---|---|---|
主な特徴 | 身体的暴力や精神的暴力が含まれる | 言葉や態度による精神的な嫌がらせのみ |
発生する場面 | 主に家庭内(夫婦や恋人間) | 家庭内だけでなく職場や友人関係でも |
身体的被害 | 殴る・蹴るなどの暴力行為がある | 身体的暴力はない |
証拠のつきやすさ | ケガや物的証拠が残りやすい | 証拠が言葉や態度のため取りにくいことも |
例えば、もしパートナーに殴られた場合は明らかにDVです。
しかし、毎日のように人格を否定され続ける場合はモラハラと考えられます。
両方が同時に起こるケースもあるため、気づきにくい場合があります。
DVとモラハラに遭ったときの対処法
まずは一人で悩み続けないことが重要です。
身近に相談できる人や専門機関に連絡しましょう。
・DVの場合は警察や婦人相談所に相談することが大切です。けがの有無を確認し、証拠を集めましょう。
・モラハラの場合は、カウンセリングや専門の相談窓口を利用すると良いでしょう。
以下のポイントを心に留めてください。
- 安全が第一。身体的危険がある場合はすぐに逃げること。
- 周囲に話すことで、あなた一人の問題ではないと気づけます。
- 記録をつけておくことで、後から証拠として役立ちます。
そして何より、自分の心と体を大切にしてあげてください。
専門家に相談することで、心の負担が少しずつ軽くなるはずです。
モラハラって聞くと、ただの嫌な言葉の暴力と思いがちですが、実は深刻なんです。例えば、無視されたり、全否定されたりするのは一見小さいことに見えても、続くと心が壊れてしまうんですよね。しかも証拠が残りにくいので、自分でも気づきにくいことがあります。だからこそ、モラハラは周囲のサポートや信頼できる人に話すことが大切なんです。身近な小さな出来事でも見過ごさないことが心の健康を守るカギになります。
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