
DNSとIPアドレスって何?まずは基本から理解しよう
インターネットを使うときに出てくる言葉で、「DNS」と「IPアドレス」というものがあります。一見似ているようで、実はまったく違う役割を持っているんです。
まず、IPアドレスは「インターネット上の住所」と考えてみてください。例えば、あなたの家に住所があるように、インターネット上のコンピューターやスマホにも一人一人違う住所があるんです。この住所がIPアドレスです。
一方DNS(ドメインネームシステム)は、難しい数字の羅列であるIPアドレスを、もっと覚えやすい名前(例えばwww.google.com)に変えてくれる仕組みです。つまり、人間が見やすい名前と機械が理解する数字の橋渡し役をしています。
DNSとIPアドレスの違いを表で比較!特徴が一目でわかる
次に、DNSとIPアドレスの違いをわかりやすくまとめた表を見てみましょう。
項目 | DNS | IPアドレス |
---|---|---|
役割 | 人が分かりやすい名前(ドメイン名)を数字の住所に変換する | ネット上の機器の住所となる数字の識別子 |
形 | 文字や記号を含む名前(例:www.example.com) | 数字の並び(例:192.168.1.1またはIPv6ではもっと長い) |
対象 | 名前解決のためのサービスやシステム | ネットワーク内の端末や機器 |
使う人 | 私たち(ユーザーや管理者)が使いやすいように設計 | 機械やネットワークが通信を行うために使う |
これでDNSとIPアドレスの違いがカンタンに理解できましたね。
DNSとIPアドレスは互いに助け合う存在!ネットでのつながりを支える
インターネットを使うとき、実はDNSとIPアドレスはセットで働いています。
例えば、あなたがブラウザに「www.yahoo.co.jp」と入力したとき、ブラウザはこの名前をそのまま理解できません。そこでDNSに問い合わせて、それを対応するIPアドレス(数字の住所)に変換してもらいます。
その後、変換されたIPアドレスを使って実際にサーバーと通信し、サイトの情報が表示されるんです。つまり、DNSがないと人は名前でサイトを探せず、IPアドレスだけでは数字を覚えきれないという問題が起きてしまいます。
このように、利用者が使いやすい名前と機械が通信できる数字を結びつけることで、インターネットはスムーズに動いています。
DNSについて少し雑談しましょう。DNSは私たちの生活で見えない「電話帳」のような存在ですが、実はDNSサーバー自身も分散していて、世界中の多くの場所にあります。これにより、一部分が故障してもインターネット全体が止まらないという仕組みになっています。つまりDNSは便利なだけでなく、信頼性と安全性を高める重要な仕組みでもあるんです。毎日何気なく使っているネットも、こうした支えがあるからこそ安心して使えるんですね。DNSは数字と名前の変換だけじゃなくて、インターネットの安定を守る縁の下の力持ち!そんな視点で見ると、 DNSってとても面白い仕組みだと思いませんか?
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