
竪樋と縦樋は同じもの?それとも違う?
みなさんは「竪樋(たてとい)」と「縦樋(たてどい)」という言葉を聞いたことがありますか?
どちらも建物の雨どいに関する言葉ですが、実はどちらも同じ意味で使われていることが多い竪樋も縦樋も、雨が屋根から流れてきた水を地面に流すための縦方向の管を指します。
ただ、漢字の使い方や読み方が違うだけで意味は同じなんですね。
漢字の違いは少し混乱を招きますが、実際の使い方では同じ設備を指していると思って大丈夫です。
漢字の違いについてもっと詳しく
「竪樋」と「縦樋」はどちらも「たてとい」と読みますが、
使われている漢字が違います。
竪は「たて」と読んで『立てる』『直立する』という意味が強いです。
一方で縦は「たて」と読みますが、『長い方向』『上下にのびる方向』という意味が強いです。
樋(とい)は水を流す管のことなので、どちらも「縦(たて)方向の水を流す管」という意味になります。
日本語は漢字の使い分けによって意味のニュアンスに差が出ることがありますが、建築の世界では両方使われているため、混同しやすいのです。
たとえば、専門書や地域、会社によって使われる漢字が違う場合もあります。
竪樋・縦樋の役割と種類
竪樋(縦樋)の主な役割は屋根の雨水を集めて地面へ安全に流すことです。
これがないと雨水が建物の壁や土台の周りにたまり、傷みやカビの原因になります。
竪樋は塩ビ製や金属製など、素材もさまざまあり、デザインや耐久性も次第に進化しています。
竪樋の種類の例
- 塩ビ(PVC)製:軽くてサビないので多くの住宅で使われる
- 銅製:耐久性が高くて高級感がある
- アルミニウム製:軽くて錆びにくい
- ガルバリウム鋼板製:頑丈で長持ち
竪樋は外観にも影響がありますので、建物のデザインに合わせて選ばれます。
また、竪樋は雨水を集める横樋(よことい)とつながっていて、雨どいシステムの大切な一部です。
まとめ:竪樋と縦樋は実は同じ!
最後にまとめると、
「竪樋」と「縦樋」は漢字が違いますが、基本的には同じものを指しています。
どちらも雨どいの縦方向の管で、建物の雨水を安全に地面へと流す役割があります。
漢字の使い分けは地域や専門用語によって異なりますが、間違いではないので安心してくださいね。
雨どいの種類や選び方について知ると、家のメンテナンスにも役立ちますのでぜひ覚えておきましょう!
竪樋と縦樋の漢字の違い表
漢字 | 読み | 意味・ニュアンス |
---|---|---|
竪樋 | たてとい | 直立・立てることを強調した漢字 |
縦樋 | たてとい | 縦方向・上下にのびる意味を強調 |
竪樋と縦樋は同じ意味なのに漢字が違うのは面白いですよね。実は、建築や地域によって使い分けられていて、まるで方言のよう。例えば関西では「縦樋」、関東では「竪樋」が多いという話もあります。漢字の違いだけで意味は同じなので、家の修理や買い物で迷わないように覚えておくと便利ですよ。
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