
セットインスリーブとラグランスリーブとは?基本の違いを知ろう
洋服の袖には様々な種類がありますが、特に代表的なのがセットインスリーブとラグランスリーブです。
セットインスリーブは、袖部分が胴体部分の肩のラインに縫い付けられる形で、きちんと肩幅に合わせて作られているのが特徴です。
ラグランスリーブは肩の部分がなく、袖が首元から斜めに伸びているデザインで、ゆったりと動きやすさを重視した形です。
この2つの袖タイプは服の見た目や着心地に大きな影響を与えます。
特に 春や秋のアウター、スポーツウェアなどでよく用いられています。
次の見出しでそれぞれの特徴を詳しく説明していきます。
セットインスリーブの特徴とメリット・デメリット
セットインスリーブの最大の特徴は、“肩線”がはっきりとあることです。
この肩線によって、肩の形をきれいに見せることができ、スーツやジャケット、シャツなどフォーマルな洋服によく使われています。
メリットとしては、きちんとした印象を与えられることと、袖の仕立てがしやすいため、きれいなシルエットが作れる点です。
一方でデメリットは、肩のラインが固定されるため動きにくく感じる場合があることと、袖を通すときに窮屈に感じることもあります。
また、肩幅が合わないとシルエットが崩れやすいので、体型に合わせて選ぶ必要があります。
細身のスタイルにはセットインスリーブがおすすめです。
ラグランスリーブの特徴とメリット・デメリット
ラグランスリーブは肩の縫い目がなく、そでが首から斜めに斜めに切り替えられているのが特徴です。
この形により肩の動きが自由で、スポーツウェアやカジュアルな服、子供服などに多く使われています。
メリットは動きやすく楽なため、着心地が良いことと、肩のラインを気にせずに着られるため幅広い体型に合うことです。
また、肩線がないため、肩の丸みを自然にカバーでき、やわらかい印象を与えます。
しかし、デメリットはフォーマルな服装には不向きで、シルエットがカジュアルに見えやすいため、きちんとした印象を求める場面には適しません。
また、袖と身頃の接続部分が広いため、縫製が複雑で、服によっては耐久性に差が出ることもあります。
セットインスリーブとラグランスリーブの違いを表で比較!
(肩線がはっきり)
(肩線がなし)
まとめ:用途や好みによって袖の種類を選ぼう
セットインスリーブとラグランスリーブは見た目や着心地に大きな違いがあります。
セットインはきちんとした印象を与えたい時に最適で、フォーマルな場などで多く使われます。
一方、ラグランは動きやすくカジュアルなデザインが多いため、日常使いやスポーツにピッタリです。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、用途と好みに合わせて選んでみましょう。
袖の違いを知ることで洋服選びがもっと楽しくなります。
着るシーンや体の動きを考えて快適な服選びを楽しみましょう!
セットインスリーブの魅力は、なんと言ってもその“肩のライン”の美しさです。
実はこの肩線があることで、着る人の肩の形をはっきり見せることができ、スーツやジャケットのようなフォーマルアイテムでは、キリッとした印象を作り出します。
でもなぜ肩線があるとそんなにかっこよく見えるのか?
それは人の目が肩の輪郭を意外とよく見ていて、服のシルエットが整うと「しっかりした印象」になるからなんですね。
だから、セットインスリーブの服はビジネスシーンや大事な場面で選ばれやすいんです。
この細かなデザインの理由を知ると、洋服選びがもっと面白くなりますよ!