
ラーチ合板と構造用合板の基本的な違いとは?
まず、ラーチ合板と構造用合板は、どちらも木材を薄くスライスした板を何層にも接着して作られる合板ですが、使われる木の種類や目的に違いがあります。ラーチ合板は「ラーチ」というカラマツの木を主な原料とし、木目が美しく耐久性があります。特に屋外での使用に適しているため、家具や建築の外装に使われることが多いです。
一方、構造用合板は建築物の骨組み部分で使うことを目的に作られており、耐久性や強度が特に重視されています。素材には多くの樹種が使われ、JAS規格などの厳しい基準に合格している製品が多いです。つまり、ラーチ合板は素材の美しさや耐久性を重視し、構造用合板は強度や安全性を重視した合板という大きな違いがあります。
ラーチ合板と構造用合板の特徴を比較!用途による選び方のポイント
ラーチ合板は防水性や耐久性に優れているため、外壁や家具の表面材として人気があります。木目が美しいため、見た目にこだわるインテリアに向いています。けれども、一枚あたりの厚みや強度が構造用合板ほど高くないため、構造体には向きません。
構造用合板は厚みがあり、何層にも重ねられているためとにかく強いです。家の壁の下地や床の下地として使われ、地震や風などの外力に耐える役割を持ちます。ラーチ合板は見た目や耐候性を重視し、構造用合板は耐荷重や安全性を重視すると覚えておきましょう。
まとめ:ラーチ合板と構造用合板は用途に応じて使い分けるのがポイント!
ラーチ合板と構造用合板は見た目や性質が大きく異なります。家具や外壁など見た目や耐候性を重視するならラーチ合板
壁の骨組みなど強度を最優先するなら構造用合板を選ぶことが最適です。
用途にあった材料を選ぶことで、安全で長持ちする建築物や家具を作ることができますし、費用対効果も高まります。
どちらも木の良さを感じられる素材ですので、選び方をしっかり押さえて上手に使い分けましょう!
ラーチ合板という言葉を聞くとなんだか難しそうに感じますが、実はラーチとはカラマツ(ラーチ)のこと。これは針葉樹の一種で、木目が美しく、昔から日本でも家具や船の材料に使われてきました。特に外で使うものに適しているので、木材好きの人にとってはかなり好まれる素材なんです。だから、ラーチ合板は見た目の美しさと耐久性のバランスがとれた魅力的な合板なんですね。