
devcontainerとdockerって何?基本の違いを理解しよう
ソフトウェア開発をする時に聞く「devcontainer(デブコンテナ)」と「docker(ドッカー)」という言葉。一緒に使われることも多いのですが、実は役割が違います。
まず、dockerはコンテナ技術そのもので、ソフトを動かす環境を軽くて速く作るための仕組みです。
つまり、どんなPCでも同じ環境でアプリを動かせるようにまとめられた箱のイメージのようなものです。
それに対して、devcontainerはdockerの環境を使って開発用の箱(コンテナ)を用意する設定やファイルの集まりです。
MicrosoftのVisual Studio Code(VSCode)などの開発ツールから使いやすいようにdockerのコンテナをカスタマイズしています。
簡単に言うと
・dockerはコンテナ技術そのもの
・devcontainerはdockerを使いやすく開発用に設定した環境
という違いがあります。
この違いを知ると、開発環境の構築や共有がもっと楽になるでしょう。
devcontainerとdockerの具体的な使い方と役割の違い
それでは、もっと具体的にどんな違いがあるのか見ていきましょう。
dockerの使い方:
dockerはアプリケーションを動かすための環境をコンテナにまとめます。
例えばWebサーバー、データベース、プログラム言語などをまとめてコンテナに入れます。
これにより環境がバラバラでも「dockerで動かせば同じ動作になる」が実現できます。
dockerはコマンドラインやGUIで操作します。
devcontainerの使い方:
devcontainerはVSCodeの拡張機能の一つです。
開発者同士で同じ環境を難なく共有するため、dockerコンテナの設定ファイルをプロジェクトに用意します。
devcontainerはどんなソフトを入れる、どんな拡張機能を入れる、どんな設定をするかをまとめておけます。
VSCodeでdevcontainerを開くとdocker環境が自動で作られ、すぐに同じ環境でコードを書き始められます。
このようにdockerは環境を作る仕組み、devcontainerはそれを開発用に最適化して使いやすくしたものと言えます。
devcontainerとdockerの特徴比較表
ポイント | docker | devcontainer |
---|---|---|
役割 | コンテナ技術、環境の箱を作る | docker環境を使いやすく設定した開発環境 |
利用場所 | 全てのコンテナ利用場面 | VSCodeなど開発ツール内 |
目的 | 環境の一貫性と軽量な実行 | 開発効率向上と環境共有 |
必要な知識 | dockerコマンドや設定 | docker基本知識+devcontainer設定 |
操作性 | コマンドやスクリプトベース | VSCodeのUIや拡張を活用 |
まとめ
devcontainerはdockerの基盤を使い「開発のための箱」を素早く作り、誰でも簡単に同じ環境でコーディングできるメリットがあります。
dockerはその「箱の技術そのもの」で、もっと幅広い用途に使われます。
これから開発を始めるなら、まずdockerの基本を覚えてからdevcontainerを使うと良いでしょう。
ぜひこの記事を参考にして、開発環境の違いを理解し、快適なプログラミング生活を始めてみてください!
みなさん、devcontainerって単なるdockerの設定ファイルと思いがちですが、実はVSCodeや他のIDE向けに開発環境を丸ごと再現するための特別な仕組みなんですよ。
だから、開発する人が違っても「動く環境が全く同じ」という安心感がすごいんです。
例えば友達に作ったプログラムを渡す時も、『え、うちの環境だと動かないよ』と困ることが減ります。
ちょっとした環境の違いで生まれるトラブルを防げる魔法の箱みたいな存在ですね!
前の記事: « kvsとnosqlの違いを徹底解説!初心者でもわかる簡単ポイント