
ユニークユーザーと訪問数とは?基本から理解しよう
ウェブサイトのアクセス解析でよく使われる言葉に「ユニークユーザー」と「訪問数」があります。どちらもサイトの利用状況を示す大切な指標ですが、意味や数え方が違うため混同しやすいです。
まず、ユニークユーザー(UU)は、ある一定期間にサイトを訪れた重複しない個人の数を指します。つまり、同じ人が何回アクセスしても1人としてカウントされます。
一方、訪問数は、サイトがアクセスされた回数のことです。例えば、同じ人が1日に3回訪問すれば訪問数は3に増えます。訪問のたびにカウントされるので、サイトの利用頻度やリピーターの強さを知るのに役立ちます。
ユニークユーザーと訪問数の違いを詳しく見てみよう
両者の違いを整理すると、ユーザーの数か、アクセスの回数かという点がポイントです。
以下の表は、1日に3人がサイトを訪れて、うち1人が3回アクセスした場合の例です。
指標 | 意味 | 計測結果 |
---|---|---|
ユニークユーザー | 1日でサイトに訪れた重複しない人の数 | 3 人 |
訪問数 | その日にあったアクセス回数の合計 | 5 回(3人中1人が3回訪問したため) |
このようにユニークユーザーは「何人のユーザーが訪れたか」を表し、訪問数は「サイトが何回利用されたか」を表すため、訪問数は常にユニークユーザー数以上になることが多いです。
また、サイトの改善やマーケティングではそれぞれの数字の使い方が変わってきます。ユニークユーザーの増加は新規顧客の獲得を示し、訪問数の増加は既存ユーザーの利用頻度が上がったことを示すため、両方見ることでサイトの状態を多角的に理解できます。
なぜユニークユーザーと訪問数を知ることが大切なのか?
ウェブサイトの目的によって、見るべき指標は異なります。
例えば、ニュースサイトなら多くの人に読んでもらうことが大切なので、ユニークユーザー数が重要視されます。
一方でオンラインストアなら、リピーターによる購入頻度も重要なので訪問数の増加が売上アップのサインとなります。
また、広告の効果測定においては、ユニークユーザー数をもとに広告がどれだけ多くの人に届いたかを判断し、訪問数で広告経由の利用頻度を把握します。
このように、指標の意味をきちんと理解して使い分けることで、より正確で深い分析ができ、サイトの成長や改善に役立てられます。
ユニークユーザーの数え方って、実はちょっと面白いんですよ。普通はIPアドレスやクッキーという仕組みを使いますが、スマホやパソコンを変えたり、クッキーを削除したりすると同じ人でも別のユーザーとしてカウントされることもあるんです。だから完全に正確な数字ではないけれど、大まかなユーザーの数を把握するには便利な方法なんですね。こうした小さな仕組みを知ると、アクセス解析の数字を見るときにちょっとした面白みが増えますよ。
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