
httpsとsshって何?基本を知ろう
まずは、httpsとsshがそれぞれどんなものかを説明します。
httpsは、ウェブサイトを見るときに使う通信のルールのことです。普段私たちがブラウザでサイトを開くとき、データが安全に送られるように工夫されています。
一方、sshは「セキュアシェル」と呼ばれていて、リモートでパソコンに安全にログインするためのルールです。
つまり、httpsは主にウェブのデータ通信に使われ、sshは遠くのコンピューターを操作するときに使います。
どちらも暗号化技術を使って情報を守るのですが、目的や使い方が違うんです。
違いを詳しく解説!役割と使い方の比較
httpsは、ウェブページの閲覧時に情報を暗号化して守る仕組みです。
例えば、あなたがネットショッピングをするときに住所やクレジットカード番号を送ると、その情報が他の人に見られないようにします。
具体的には、URLが「http」ではなく「https」となるのも特徴です。
対してsshは、遠くにあるパソコンに安全にログインして操作するための仕組みです。
プログラマーやサーバー管理者がよく使い、ファイルの管理や設定変更をするときに使います。
sshを使うと、ユーザー名やパスワードも暗号化されるため安心です。
両者の主な違いを以下の表にまとめます。
ポイント | https | ssh |
---|---|---|
使う場面 | ウェブサイトの閲覧や通信 | リモートのパソコン操作 |
通信内容 | テキスト、画像などのウェブデータ | コマンド操作やファイル転送 |
使用ポート | 通常443番 | 通常22番 |
利用者 | 一般ユーザー | 技術者や管理者 |
なぜ暗号化が重要?安全な通信の理由
httpsもsshも暗号化によって通信内容が第三者に見られないようにしている点が共通しています。
なぜこれが大切かというと、もし暗号化されていなければ、誰でも通信を盗み見できてしまうからです。
例えば、カフェの無料Wi-Fiを使っているときにパスワードや個人情報が盗まれる危険があります。
そんな状況でもhttpsやsshなら通信が暗号化されているので安全です。
このように、安全に情報のやり取りをするためには暗号化技術が不可欠だということを覚えておきましょう。
sshという言葉を聞くと、難しいコマンド操作をイメージするかもしれませんが、実はsshはちゃんと秘密の鍵を使って通信の安全を守る大切な仕組みなんです。例えば、sshの鍵はドアの鍵のようなもので、正しい鍵がなければ遠くのパソコンに入れません。だから、ただのパスワードよりも強固で安全なんですよ。普段使うことは少なくても、サーバー管理者にとってはなくてはならない友達みたいなものなんです。中学生のみなさんにも知ってほしい技術ですね!