
SSHとSSLとは?基本を押さえよう
仕事や学習でインターネットを使うとき、「SSH」や「SSL」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。
でもこの二つ、何が違うのかよくわからない、という声もよく聞きます。
SSH(Secure Shell)とSSL(Secure Sockets Layer)はどちらも通信の安全を守る技術ですが、使い方や役割が違います。
今回は中学生の人でも理解できるように、わかりやすく説明していきます。
SSHの特徴と使い道
SSHは主にリモートサーバーへ安全に接続するための技術です。
例えば、自分が家にいながら学校や会社のパソコンに遠くからアクセスするときに使います。
普通に接続すると誰かにパスワードや操作内容を盗まれる危険がありますが、SSHは通信内容を暗号化し、第三者が情報を見れないように守ります。
さらに、コマンドを送ることで遠隔操作が可能になるので、ネットワーク管理者にとって必須のツールです。
主な特徴は以下の通りです。
- リモート接続の安全な通信
- コマンド操作の暗号化
- 認証機能による正当な利用者の確認
SSLの特徴と主な役割
SSLは、主にインターネットのウェブサイトで通信を暗号化する技術です。
たとえば、ショッピングサイトでクレジットカード情報を送るとき、SSLが使われて通信が暗号化されています。
これによって、悪意を持つ人が情報を盗んだり変えたりするのを防げます。
また、SSLはサーバーの身元を証明するためにデジタル証明書を使います。
ウェブブラウザのアドレスバーに「https://」と表示されるサイトはSSLが使われている証拠です。
主な特徴は次の通りです。
- ウェブ通信の暗号化
- サーバー認証で安全なサイトを保証
- デジタル証明書による信頼性の提供
SSHとSSLの違いを表で比較!
特徴 | SSH | SSL |
---|---|---|
主な用途 | リモートサーバーへの安全な接続 | ウェブサイトの通信暗号化 |
暗号化対象 | 通信全般(コマンドやファイル転送) | ウェブデータ通信 |
認証方式 | 公開鍵認証やパスワード認証 | デジタル証明書によるサーバー認証 |
使用場所 | 主に開発者や管理者向け | 一般ユーザーが見るウェブブラウザ |
まとめ:それぞれの役割を理解して賢く使おう
SSHとSSLは両方とも通信の安全を守る重要な技術ですが、使い方や目的が違うことを理解しましょう。
SSHはリモートのサーバーに安全にログインし操作するために使われ、SSLは主にウェブサイトでの通信を暗号化して情報を守ります。
どちらも私たちのインターネット利用を支えるセキュリティの基礎なので、ぜひ覚えておいてください。
SSLの背後にあるデジタル証明書って聞いたことありますか?これは『インターネット上の身分証』のようなものなんです。
普通のサイトなら誰でも作れますが、信頼できる証明書を持つサイトだけが安全と言えます。
例えば、あなたの好きなネットショップが本物かどうか、デジタル証明書がそれを証明してくれるんですよ。
だから『https://』の表示は安全のサインなんですね!
次の記事: これでスッキリ!登記完了証と登記識別情報の違いをわかりやすく解説 »