
FigmaとMiroって何?基本の説明
みなさんはFigma(フィグマ)とMiro(ミロ)というツールを聞いたことがありますか?これらはどちらもオンラインで使える便利なツールですが、用途や特徴が違います。
Figmaは主に「デザイン作成」向けのツールで、UI(ユーザーインターフェース)やグラフィックデザインをブラウザ上で共同編集できるのが特徴です。一方Miroは「オンラインホワイトボード」と言われ、アイデア出しや会議で皆が集まって自由に書き込んだり図を描いたりするためのツールです。
それでは、この2つのツールが実際にはどんなところで違うのか、詳しく見ていきましょう。
Figmaの特徴とできること
Figmaはデザイナーや開発者に人気のツールで、ウェブデザインやアプリのUIを作るときに使われます。特徴としては、
- リアルタイムで複数人が同時編集できる
- ブラウザだけで動くのでインストール不要
- 細かいデザイン編集ができる
- プロトタイプ(動くデザインの試作)を簡単に作成可能
- プラグインやテンプレートが豊富
これらにより、チームでアイデアをデザインにまとめやすく、デザイナーから開発者までスムーズに連携が可能です。
ただし、あくまで「デザイン作成」専門のツールなので、アイデア出しの自由度や会議の補助には少し物足りない点があります。
Miroの特徴とできること
Miroは「デザインツール」ではなく、オンラインで使えるホワイトボードそのものです。
特徴は次の通りです。
- 自由にメモや図形を書き込める
- 付箋を貼ってアイデアを整理できる
- テンプレートが豊富で会議やブレインストーミングに最適
- チャットやビデオ会議機能と連携しやすい
- 非デザイナーでも直感的に使える
つまり、Miroはチームみんなでアイデアを出し合い、考えをまとめ、コミュニケーションを活発にするためのツールです。
もし、会議やワークショップで自由に意見を書き込みたい、何かを分かりやすく説明したい時にはMiroがぴったりです。
FigmaとMiroの違いをもっとわかりやすく表で比較
特徴 | Figma | Miro |
---|---|---|
目的 | デザイン作成(UI/UX) | オンラインホワイトボード・アイデア共有 |
利用者 | デザイナー、開発者 | チーム全員、会議参加者 |
主な機能 | デザイン編集、プロトタイプ作成 | 付箋、図形、チャット連携 |
操作の難易度 | やや専門的 | 直感的で簡単 |
共同編集 | リアルタイムで可能 | リアルタイムで可能 |
利用環境 | ブラウザ、アプリ | ブラウザ、アプリ |
まとめ:使い分けが大切
Figmaは細かく美しいデザインを共同で作り上げるのに最適で、Miroはみんなで自由にアイデアを出し合い思考を整理したり、会議を活性化するのに向いています。
つまり、「デザインを形にしたい時はFigma」、「自由に考えを膨らませたい時はMiro」というように目的によって使い分けましょう。
これからチームやプロジェクトで協力する際、使うツールを正しく選ぶことが、作業効率アップと良い成果を生むポイントになりますよ。
Figmaの最大の魅力はリアルタイムで複数人が同時に作業できる点です。これは普通のデザインソフトとは違い、ブラウザ上で動くため、チームのメンバーと場所を問わずにデザインの微調整やシェアが素早くできます。例えば、一方がボタンの色を変えると、他のメンバーの画面にもすぐ反映されるので、やりとりがスムーズで効率的。まさにリモートワークが増えた今の時代にぴったりな機能なんです。デザイン初心者でも始めやすいのはこの共同編集があるからとも言えますね。