
国会と市議会って何が違うの?
皆さんは「国会」と「市議会」という言葉を聞いたことがありますか?
どちらも『議会』、つまりみんなの代表が集まって話し合いをする場所なのですが、実は役割や決めること、メンバーなどが大きく違うんです。
これから国会と市議会の違いをわかりやすく、詳しく解説していきますね。
実は、日本には3つの議会があります。国の一番大きな議会が国会、そしてもっと地域に近いレベルで活動するのが市議会や町議会です。
国の法律を決める国会と、地域のルールや生活に関することを決める市議会、それぞれどんな役割があるのか理解しておくとニュースや選挙のときにも役立ちますよ。
国会の役割と特徴
国会は日本の中で法律を作る場所として一番大切な機関です。
国会は衆議院と参議院という2つの議院から成り立っていて、法律や予算の決定、内閣総理大臣の選出などの重要な国政の役割を担っています。
国会が決めることは例えば、全国で共通のルールとなる法律や税金の制度、外交方針です。
国会議員は全国の有権者(投票する人)に選ばれ、それぞれの地域や全国の声を代表して活動しています。
また、国会は国家レベルの政治を扱うため、議員の数も多く(衆議院は465人、参議院は248人)、決議や議論も非常に大きなスケールで行われています。
市議会の役割と特徴
一方、市議会は主に市という地域の範囲内で活動する議会です。
全国の市にはそれぞれ市議会があり、市民の生活にかかわるルールを決めています。
例えば、学校や公園を整備するための予算を決めたり、ゴミの処理や地域の安全対策など、市の中のことを決める役割です。
市議会議員はその市に住む人たちが選び、地域の人たちの声を直接反映させるために活動しています。
人数は市の規模によって変わりますが、小さな市では数十人程度です。
国会より規模はずっと小さいですが、私たちの身近な生活にとても関わっているので、知らずにいるより関心を持ったほうがいいんですよ。
国会と市議会の違いを表でまとめてみよう!
項目 | 国会 | 市議会 |
---|---|---|
役割 | 法律や予算、内閣総理大臣選出など国の政治を決定 | 市内の予算や条例、地域の生活に関するルールを決定 |
対象範囲 | 全国 | 市(地域) |
人数 | 約700人(衆議院465人+参議院248人) | 数十人〜100人程度(市の大きさによる) |
議員選出方法 | 全国の有権者が選挙で選ぶ | その市の住民が選挙で選ぶ |
決めること | 国の法律、税制、外交・防衛など | 地域の条例、予算、生活のルールなど |
まとめ
国会は全国のルールを決める国の議会で、市議会は住んでいる地域に関わることを決める議会です。
どちらも大事な役割がありますが、政治の規模や扱う内容が違うため名前や活動も変わっています。
これから選挙やニュースを見るときに、きっと役立つ知識ですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
国会には衆議院と参議院の2つの議院があることをご存じですか?衆議院は人数が多く、立法のスピードが速いのが特徴です。一方参議院は長期間じっくり議論し、法律案を慎重に審議します。この2院制は日本独特の仕組みで、国の政策がしっかりと検討されるように工夫されているんですよ。こうした仕組みがあると、一方的な決定を防ぎ、国民の意見をより反映させることができるんです。
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