
DFDとER図とは何か?基本の理解から始めよう
ITの世界でよく登場する「DFD」と「ER図」。初めて耳にする人にはちょっと難しく感じるかもしれません。
まずDFDは「Data Flow Diagram(データフローダイアグラム)」の略で、システム内の情報の流れや処理の流れを図で表したものです。システムの動きや情報のやり取りを視覚的に理解するのに役立ちます。
一方、ER図は「Entity-Relationship Diagram(エンティティ・リレーションシップ図)」の略で、データベース設計でよく使われます。
実体(エンティティ)と、その間の関係(リレーションシップ)を表現する図です。
つまり、DFDは「動きや流れ」を表現し、ER図は「データの構造」を示す、という大きな違いがあるのです。
DFDの特徴と使い方
DFDはシステムの「データの流れ」を中心に描きます。
例えば、あるウェブサイトでユーザーが情報を入力し、その情報がどのように処理されていくかを図にします。
外部からの入力(ユーザーなど)、システム内のプロセス、データの保管場所、そしてデータの流れの矢印などで構成されます。
DFDはシステム全体の流れを直感的に把握したい時に便利で、プログラム設計の初期段階でよく使われます。
複雑なシステムを分かりやすくするため、複数のレベルに分けて詳細化していくこともできます。
ER図の特徴と使い方
ER図は主に「データベースの設計」に使います。
システムが扱うデータの種類(エンティティ)、例えば「人」「商品」「注文」といったものを図にします。
さらに、それらの間の関係(リレーションシップ)を線で結び、どのようにデータ同士がつながっているのかを示します。
ER図を作ることで、後からデータベースを作りやすくし、効率的にデータを管理できます。
また、エンティティには属性(名前や日付などの詳細情報)を付け加えることも特徴の一つです。
DFDとER図の違いを表で比較!
まとめ:DFDとER図は目的が違う!うまく使い分けよう
今回はDFDとER図の違いについて詳しく解説しました。
DFDはシステムの流れを把握するための図で、
ER図はデータベースの設計をするための図です。
初心者の方は「流れを見るならDFD、データ構造ならER図」と覚えておくとわかりやすいでしょう。
ぜひこの記事を参考にして、ご自身のシステム設計や勉強に役立ててくださいね。
ER図と聞くと、ただの図だと思いがちですが、実はとても深い意味があります。
ER図は単にデータの「種類」を示すだけでなく、それらがどう関連し合っているかを細かく表現できます。
例えば学校のデータベースなら、「生徒」「先生」「授業」などがエンティティで、それぞれ「受講する」「担当する」といったリレーションシップがあるんです。
この関係をはっきりさせることで、後からデータを効率よく管理できるようになるんですよ。
意外と知られていないポイントですが、ER図は情報の整理には欠かせないツールなんですね。
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