照度計と露出計、それぞれの役割とは?
写真や映像の撮影現場、または照明の設計などでよく出てくる言葉に「照度計」と「露出計」があります。どちらも光を計測する器具ですが、実は目的や使い方が大きく異なっています。
まずは簡単にそれぞれの役割を説明しましょう。
- 照度計は、その場所の明るさ(照度)を測るための機器です。例えば、部屋の明るさや展示会場の光の強さなどを測るときに使います。単位は「ルクス(lx)」が一般的です。
- 露出計は、カメラで撮影するときに、適切な露出設定を計算するための機械です。カメラのシャッタースピード、絞り、ISO感度などを決める手助けをします。光の強さだけでなく、撮影する被写体の反射率や周囲の状況も考慮して露出を判断します。
つまり、照度計は“照らされた光の量”を測り、露出計は“写真を撮るための光の適正量”を教えてくれる道具なのです。
ピックアップ解説露出計は、昔はフィルムカメラの時代からとても大切な道具でした。デジタルカメラが普及して今はカメラ本体の自動露出機能が優秀になっていますが、プロの写真家や映像制作では今でも露出計を使うことがあります。特に屋外で太陽の光が強い場合やスタジオ撮影で細かく光を調整したい時に役立つのです。光の反射率や環境による影響を考慮できるツールは、経験や感覚を補う強い味方ですね。
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