
ウィンドウズとマイクロソフトの違いとは?
パソコンやスマホを使っていると、よく耳にする言葉に「ウィンドウズ」と「マイクロソフト」があります。どちらも同じ意味だと思っている人も多いかもしれませんが、実は全く違うものです。
ウィンドウズはMicrosoft(マイクロソフト)社が開発・販売しているオペレーティングシステム(OS)の名前です。OSとはパソコンやスマホを動かすための土台のソフトウェアで、ウィンドウズは世界中で一番使われているOSの一つです。
一方、マイクロソフトはアメリカにある巨大なIT企業の名前です。パソコン用のOSだけでなく、様々なソフトやサービスを作っている会社全体のことを指します。つまり、ウィンドウズはマイクロソフトが作った商品名、マイクロソフトはその商品を作った会社名という関係です。
ウィンドウズとは?
ウィンドウズは1985年に初めて発売されて以来、多くの人に使われているOSです。画面にいくつかの窓(ウィンドウ)を開いて操作することができるので「ウィンドウズ」という名前が付けられています。
ゲームをしたり、文書を作ったり写真を見たりするとき、ほとんどのパソコンでこのウィンドウズが動いています。
ウィンドウズは使いやすさが特徴で、初心者からプロまで幅広く支持されています。バージョンも時代とともに成長し、今では「Windows 10」や「Windows 11」などがあります。
マイクロソフトとは?
マイクロソフトはビル・ゲイツとポール・アレンによって1975年に設立されました。パソコン用のOSであるウィンドウズをはじめ、オフィスソフトの「Microsoft Office」やクラウドサービス「Azure」などを提供しています。
また、世界中に多くの社員がいて、コンピューター関連の技術開発や研究、販売を行う大企業です。マイクロソフトはパソコンやスマホだけでなく、ゲーム機「Xbox」や人工知能(AI)の分野にも進出しています。
つまり、マイクロソフトは会社の名前であり、ウィンドウズはその会社が作ったOSの名称です。
ウィンドウズとマイクロソフトの違いを表で比較!
項目 | ウィンドウズ | マイクロソフト |
---|---|---|
種類 | オペレーティングシステム(OS) | IT企業(会社) |
役割 | パソコンを動かす基本ソフトウェア | OSやソフトウェアを開発・販売する |
設立 | 1985年(ウィンドウズ1.0発売) | 1975年(会社設立) |
代表商品やサービス | Windows 10, Windows 11, Windows Server | Windows, Microsoft Office, Azure, Xbox |
名前の由来 | 画面に「窓(English:Window)」を表示することから | "Microcomputer"(小型コンピューター)と"Software"(ソフト)を組み合わせた造語 |
まとめ
ウィンドウズとマイクロソフトは混同されやすいですが、ウィンドウズはマイクロソフトが作ったOSの名前で、マイクロソフトはそのOSを作った会社の名前です。
ウィンドウズはみなさんが普段パソコンを使ううえで欠かせないソフトウェアで、マイクロソフトはそれを開発し、さらに多くのサービスを世界中に提供している会社ということを覚えておくとわかりやすいでしょう。
これで「ウィンドウズとマイクロソフトの違い」についてスッキリ理解できたのではないでしょうか?ぜひ身近なIT用語を知って、今後の学習や仕事、生活に役立ててください。
「ウィンドウズ」という名前、実は画面に“小窓”をたくさん開いて操作できることから付けられたんです。昔のパソコンは今ほど画面が広くなく、複数の作業をするのが大変でした。でもウィンドウズは複数の画面を重ねたり並べたりできるのでとても便利でした。名前に隠されたこうした工夫は、改めて知ると面白いですよね!