
敷金と賃貸保証料とは?基本を押さえよう
賃貸物件を借りるとき、よく耳にするのが「敷金」と「賃貸保証料」です。
まず敷金は、入居するときに家主(大家さん)に預けるお金のことです。
これは主に、退去時に部屋の傷や汚れを修理する費用として使われます。
つまり、借りる人が部屋をきれいに使わなかった場合の保証金と言えます。
一方、賃貸保証料は、保証会社に支払うお金です。
保証会社は借りた人が家賃を払えなくなったときに、家主に代わって家賃を払ってくれます。
この仕組みを使うことで、家主は安心して貸せますし、借りる人も保証があると審査が通りやすくなります。
敷金と賃貸保証料の違いを表で比較!
この2つの違いを分かりやすくするために、以下の表をご覧ください。
項目 | 敷金 | 賃貸保証料 |
---|---|---|
目的 | 部屋の破損や未払い家賃の補填 (主に原状回復費用) | 保証会社への手数料 (家賃滞納時の支払い保証) |
支払う相手 | 家主(大家さん) | 保証会社 |
返金されるか | 通常は退去時に残額が返金されることが多い | 返金されないのが一般的 |
金額の目安 | 家賃の1~2か月分程度 | 家賃の0.5~1か月分程度が多い |
役割 | 借り主の損害保証 | 家賃支払いの信用保証 |
敷金と賃貸保証料の関係と注意点
敷金は借りた部屋をきれいに使うための保証金として、退去時に一部または全額が返ってくることがあります。
しかし、部屋の傷や汚れがあったり未払い家賃があった場合は、その修理費や未払い分から差し引かれます。
賃貸保証料は返金されないことがほとんどで、借主が家賃を払えなくなった時の「保険料」のようなものです。
保証会社と契約することで、大家さんは家賃収入のリスクを減らせます。
注意点としては、これらの費用は物件や契約条件によって異なるため、契約前にしっかり確認しましょう。
例えば、敷金ゼロの物件も増えていますが、その場合は賃貸保証料が高くなるケースもあります。
また、保証会社の審査に落ちると借りられないこともあるため、賃貸保証料の意味や役割を理解しておくとよいでしょう。
敷金は退去時に返ってくることが多い「預け金」ですが、実は必ず全額返ってくるわけではありません。
部屋の傷やクリーニング代、未払い家賃があるときは、それらの費用が差し引かれます。
だから、部屋を丁寧に使うことが大切なんです。
一方、賃貸保証料は返金されない「サービス料」の一種で、保証会社に家賃の支払いを頼むための費用です。
保証会社があるから安心して借りられるんですね。