
地核と地殻って何?基本から理解しよう
私たちが住んでいる地球は、外から見るとただの丸い岩のように見えますが、その中身はいくつかの層に分かれていることをご存知ですか?代表的なのが「地殻」と「地核」です。これらは地球の内部を構成する部分ですが、性質や役割がまったく違います。
地殻は、地球の最も外側にある硬い層で、私たちが直接触れて生活している部分です。一方、地核は地球の中心近くにある非常に熱くて高密度な部分で、金属でできています。
この記事では地殻と地核の違いをわかりやすく説明し、それぞれの特徴や役割について詳しく解説します。
地殻の特徴と役割
地殻は、地球の表面から深さ約5~70kmの範囲に広がる固い岩石の層です。平均的な厚さは約30kmほどですが、陸地の下では厚く、海の底では薄くなっています。
地殻は大きく「大陸地殻」と「海洋地殻」に分けられます。大陸地殻は花崗岩などの軽い岩石でできていて厚めで、海洋地殻は玄武岩など重い岩石で薄めです。
地殻は私たちが生活する土地を作り、山や平野、海の底を形成する重要な部分です。また、大気や水圏とも密接に関わり、地球の生態系を支えています。
地核の特徴と役割
地核は地球の中心部に位置し、深さ約2900kmから約6400kmまでの範囲にあります。地球の体積の約15%、質量の約30%を占める非常に大きな部分です。
地核は「外核」と「内核」に分かれ、外核は液体の鉄とニッケルを中心とした金属で、内核は固体の鉄とニッケルからできています。地核は高温(約4000℃~6000℃)で圧力も非常に高く、地震波の伝わり方でその状態がわかっています。
地核の一番重要な役割は地球の磁場を作り出すことです。動いている液体の外核が発電機のように働いて磁場を生み出し、この磁場が私たちを太陽の有害な放射線から守っています。
地殻と地核の違いを表でまとめてみよう
まとめ:地殻と地核の違いをしっかり理解しよう
地球の内部は複雑にいくつかの層に分かれていますが、そのなかでも地殻は私たちが直接暮らす場所であり、岩石で構成されています。これに対して、地核は地球の中心部で鉄やニッケルの金属でできていて、磁場を作り出す重要な役割をもっています。
このように、地殻と地核は全く違う性質と役割を持つため、それぞれの違いを理解することで地球についてより深く知ることができます。ぜひこの記事を参考に、地球の内側の世界に興味を持ってみてください!
みなさん、地核って聞くと『ただの熱い金属の塊?』と思いがちですが、実は地球の磁場を作るすごいパワースポットなんです!地核の液体部分がゴロゴロ動くことでダイナモのように働き、地球の磁場が発生します。これがなければ、太陽の強烈な放射線から生命が守られなくなるかも…地核って、地球の生命線とも言えそうですね!
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