
地形図と地理院地図の基本的な違い
まずは地形図と地理院地図の違いについて基本から説明しましょう。
地形図は、山や川、道路などの土地の高低や形状を詳しく描いた地図のことを言います。昔から使われている紙の地図や、カラーのものも含まれます。
一方、地理院地図は、日本の国土地理院がウェブ上で無料提供している電子地図のことです。この地理院地図には地形図の情報はもちろん、多彩な情報がレイヤーとして重ねられるので、地形だけでなく土地の利用状況や地震情報なども確認できます。
このように、地形図は紙や画像化された地図で地形の細かさに特化し、地理院地図はデジタルの多機能地図という違いがあります。
特徴と活用方法の比較
それぞれの特徴と活用方法はどうでしょうか?
地形図は登山や測量、土木設計など、正確な地形の形状や標高差を知りたい時に重宝されます。紙の地図は電波が届かなくても使え、詳細な凹凸が分かりやすいのでアウトドアで人気です。
地理院地図はスマートフォンやパソコンで閲覧可能で、常に最新の情報が更新されるのも魅力。例えば、災害情報をリアルタイムで確認したり、過去の地形図との比較で土地の変化を調べることもできます。
また、複数のレイヤーを切り替えながら使うことで、自分に合った情報だけを表示できる柔軟性があります。
用途によっては両者を使い分けるのが賢い選択です。
分かりやすい比較表
まとめ
このように、地形図と地理院地図は目的や利用環境に応じて使い分けるべき地図です。
登山などで正確に地形を把握したい場合には紙の地形図、リアルタイムの情報や多くのテーマの地図を使いたい場合には地理院地図が便利です。
ぜひ、この違いを押さえて自分にぴったりの地図を活用してください。
「地理院地図」は単なる地図の一種ではなく、国土地理院がウェブ上で提供する多機能な電子地図サービスです。実は、この地図は見た目の地形図だけでなく、洪水情報や避難場所、過去の地形変化などさまざまなデータを重ねて表示できます。
例えば台風の後に被害をチェックしたり、新しい道路や建物の様子を最新の地図で確認したりと、何か調べ物をするのにとても便利です。
中学生のみなさんもぜひスマホやパソコンで一度触ってみて、いろんな情報を重ねて楽しんでくださいね!
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