
万年雪とは何か?
まず、万年雪について説明しましょう。万年雪は冬に降った雪が夏になっても完全に解けず、年中残っている雪のことを指します。山の高い場所や北極圏、南極圏など、気温が低い地域でよく見られます。
万年雪は比較的浅い雪のかたまりであり、氷の層が厚く成長するわけではありません。毎年雪が積もりつつも、その一部が残り続けることでできています。
特徴としては、見た目は白く柔らかい雪のままで、少しずつ溶けたり凍ったりを繰り返しながら存在しています。万年雪は自然の中で降り積もる“生きた”雪の一種と言えます。
また、万年雪が長い時間をかけて圧縮され、氷の結晶が大きくなったものが氷河になることもある、非常に重要な存在です。
氷河とは何か?
氷河は、長い年月をかけて圧縮された雪が氷の塊に変わり、さらに自重でゆっくりと動いていく巨大な氷の流れを指します。
氷河は単なる雪の残りではなく、非常に密度が高くて硬い氷でできています。氷河は山の斜面を下ったり、広い盆地を覆ったりします。寒冷地や高山に存在し、地球の氷の約69%が氷河に含まれているとされています。
強い圧力によって氷の結晶が密接に結合し、長期間かけて形成されます。氷河が動く速度はゆっくりですが、数年、数十年単位で場所を移動し、岩石や土を削りながら地形を形作る力を持っています。
万年雪と氷河の違いをわかりやすく比較
では、万年雪と氷河の違いを表でわかりやすくまとめてみましょう。
比較的柔らかい
非常に硬い
場所によって異なる
まとめ
万年雪は冬の雪が溶け残っただけのもので、柔らかくてあまり動かない雪の集まりです。
一方、氷河は長期間かけて圧縮され、硬く密度の高い氷に変わり、ゆっくりと動く巨大な氷の塊です。
この違いを理解すると、自然環境や地球の変動をより正しく見られるようになります。
山登りや自然観察をする時、この違いを覚えておくと役立つでしょう。
ぜひ、万年雪と氷河の特徴を比べて、自然の面白さを感じてみてください。
「氷河」という言葉を聞くと、大きくて動く氷の川のイメージがあるかもしれません。実は氷河はゆっくりと動いているんです。年に数センチから数メートルの速度で移動し、その力で岩や土を削ったり運んだりしています。だから、氷河はただの氷のかたまりではなく、地球の形を変えるすごい自然の力なんですよ。氷河の動きの速さは場所や気候で変わることも知っておくと面白いですね!
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