段ボールと段ボール箱の違いって何？わかりやすく解説！

段ボールと段ボール箱の違いとは？

普段の生活でよく見かける段ボールと段ボール箱。この二つは似ているようで実は違いがあります。

簡単に言うと、段ボールは素材そのものを指し、段ボール箱はその素材を使って作られた箱のことです。段ボールは主に2枚の紙の間に波状の紙を挟み込んだ三層構造の紙板で、軽くて丈夫な特徴があります。

一方、段ボール箱はその段ボール素材をカットし折りたたんで、物を入れる箱に加工したもの。つまり、段ボールは材料、段ボール箱は製品というイメージです。

この理解は包装や引越し、配送などで役立ちますし、リサイクルの場面でも重要です。次の見出しでは、それぞれの役割や特徴について詳しく見てみましょう。

段ボールの特徴と役割について

まずは段ボールそのものの特性について掘り下げます。段ボールは強度を持つため、軽くて丈夫な梱包材料として使われてきました。

段ボールの主な構造は、「表紙」と呼ばれる平らな紙2枚と、「中芯」と呼ばれる波形の紙1枚で構成されています。

この波状の紙がクッションの役割を果たし、衝撃や圧力を吸収します。これによって輸送中の衝撃や重みから中の荷物を守るのです。

段ボールはその繊維が再生可能で、リサイクルもしやすい素材なので、環境に優しい点も大きなメリットです。

さらに段ボールは厚みや強度の異なる種類があり、用途に合わせて選べるのも特徴です。たとえば、単一の波形「1層段ボール」、二重波形の「2層段ボール」などがあります。

段ボール箱の使い方と便利なポイント

次は、段ボール箱についてみていきます。段ボール箱はその段ボール素材から作られた箱の形状の製品で、物の収納や運搬に大活躍します。

引越しや通販の発送、保管など様々な場面で見かけますよね。段ボール箱は組み立てが簡単で、強度もあるので重い荷物も安心して運べます。

また、段ボール箱には多様なサイズと形があります。大きな家具を包む特大サイズから、小物収納用の小さな箱まで、アイテムに合わせて選べるのも便利。

さらに段ボール箱には印刷ができるため、ブランドロゴや商品説明を書いておくこともできます。これにより商品のイメージアップや情報提供もしやすくなっています。

段ボール箱は使い終わった後に潰してリサイクルもでき、環境にも配慮されていますので、ぜひ正しく利用しましょう。

段ボールと段ボール箱の違いを表でまとめてみよう

項目	段ボール	段ボール箱
意味	素材としての厚紙	素材を加工した箱
構造	波形の芯材入り三層構造	段ボールを切って折りたたんだ形
用途	梱包材の材料	物の収納や輸送用の箱
リサイクル	リサイクル可能な原材料	使い終わったらリサイクル可能
強度	丈夫で衝撃吸収力あり	重いものも運べる強度がある