
オンライン授業と遠隔授業の基本的な違いとは?
最近、学校や塾でよく聞く「オンライン授業」と「遠隔授業」。どちらも教室に行かずに学べる形態ですが、実は意味や使い方に少し違いがあります。
まず、「オンライン授業」はインターネットを使ってリアルタイムで先生と生徒がつながり、パソコンやスマホから学ぶ授業方法です。
例えば、ZoomやGoogle Meetといったツールを使い、授業中に質問したり、資料を共有したりできます。
一方で「遠隔授業」はオンライン授業を含むもっと広い意味を持つ言葉です。
遠隔授業は物理的に離れた場所で行う授業全般を指し、DVDや録画した映像を使ったものも遠隔授業に含まれます。
つまり、オンライン=インターネットを利用した双方向の授業、遠隔=場所を離れて行う授業全般というイメージです。
このように、「オンライン授業」は「遠隔授業」の中でもインターネットを介してリアルタイムに行われる形式を特に指すことが多いのです。
では、どんな場合にどちらの言葉を使うかを深掘りしてみましょう。
オンライン授業と遠隔授業のメリット・デメリットをわかりやすく比較
続いて、「オンライン授業」と「遠隔授業」それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
1. オンライン授業のメリット
- 先生とリアルタイムでやり取りできる
- 質問がすぐにできるため理解が深まる
- クラスメイトと交流できる授業もある
2. オンライン授業のデメリット
- ネット環境や機器の不具合で授業が止まる可能性がある
- 時間が決まっているため、スケジュール調整が必要
3. 遠隔授業のメリット
- 自分のペースで学習できる(録画視聴など)
- ネットが不安定な場所でも動画を事前に受け取れば学べる
4. 遠隔授業のデメリット
- リアルタイムでの質問や交流がしにくい
- モチベーション維持が難しい場合がある
これらのメリット・デメリットを踏まえ、「双方向のやり取りがほしいならオンライン授業」「自分のペースでじっくり学びたいなら遠隔授業」と使い分けられています。
下の表にまとめましたので参考にしてください。
ピックアップ解説
「遠隔授業」という言葉は広い意味を持っていて、オンライン授業はその一部に過ぎません。さらに面白いのは、昔から存在した「通信教育」も遠隔授業の一種と考えられることです。
例えば、郵送でプリントが送られてくる通信教育も、物理的に離れた場所で学ぶ点では「遠隔授業」と同じ概念なんです。
今の時代はネットを使いますが、教材の届け方ややり方は進化しているだけなんですね。
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