ICT教育とプログラミング教育の基本的な違いとは?
最近、学校やニュースでよく聞く「ICT教育」と「プログラミング教育」という言葉。
この2つは似ているようで実は目的や内容が違います。ICT教育は情報通信技術(Information and Communication Technology)を使って、パソコンやタブレットなどのデジタル機器を活用しながら学ぶ学習のこと。
一方、プログラミング教育は自分でコンピュータに命令を書く「プログラム」を学ぶ授業です。
つまり、ICT教育は機器やツールを使った学習全般を指し、プログラミング教育はその中の1つで「どうやってコンピュータに考えさせるか」を学ぶ特別な分野というわけです。
この違いを理解すると学校での授業や今後の学び方がもっとわかりやすくなりますよ。
具体的な内容や目的の違いを表で比較
以下の表で、ICT教育とプログラミング教育の特徴をまとめてみました。
ding="5" cellspacing="0">ポイント | ICT教育 | プログラミング教育 |
---|
目的 | コンピュータや機器を使いこなす能力を育てる (調べる・表現する力) | プログラムを作る力を身につけ 問題解決能力や論理的思考を育てる |
内容 | タブレットやパソコン操作、プレゼン資料作成、インターネット活用 | プログラミング言語の基本文法、アルゴリズム、ロジックを学ぶ |
使用機器・ツール | タブレット、パソコン、電子黒板など | プログラミング言語(Scratch、Pythonなど) +コンピュータ |
対象年齢 | 小学生から中学生まで幅広い | 小学生から高校生まで。学年により内容も変化 |
学習効果 | 情報活用力、コミュニケーション能力が向上 | 論理的思考力や問題解決能力が高まる |
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このように、ICT教育は全体的なデジタル技術を活用する力を鍛えます。
一方でプログラミング教育はコンピュータに対するより専門的な技術と考え方を教えるものです。
学校での取り組みとこれからの未来に役立つ理由
文部科学省もICT教育やプログラミング教育を推進しています。
学校ではICT教育が中心に進み、パソコンやタブレットを使った授業が増えています。
これにより、調べ物や情報発信、コミュニケーションをスムーズにできる力が身につきます。
一方、プログラミング教育は2020年度から小学校で必修化され、専用の時間を設けてプログラムの基礎を学ぶようになりました。
これには未来の社会で求められる論理的に考えて問題を解決する力や創造力を養う目的があります。
例えばAIやロボット、スマートフォンアプリなどの技術はプログラミング無しには成り立ちません。
だからこそ、ICT教育でまずはデジタル機器を使いこなし、次にプログラミング教育でコンピュータの仕組みを学ぶことが大切なのです。
これからの社会で「デジタルネイティブ」として活躍するための基礎がここにあります。
まとめると、ICT教育はデジタル機器を生活や学習に活かす力、プログラミング教育はコンピュータの命令の仕組みを理解し活用する力を育てる教育だと言えます。
ピックアップ解説プログラミング教育で使われる「Scratch(スクラッチ)」は小学生でも楽しくプログラムを書けるように工夫された言語です。ブロックを組み合わせる感覚で命令を作るため、文字をたくさん打てなくてもアイデアをすぐ形にできちゃいます。だから子どもたちが飽きずにプログラムの考え方を学べる人気のツールなんですよ。
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