
決議権と議決権とは何か?基本の違いを押さえよう
まずはじめに、「決議権(けつぎけん)」と「議決権(ぎけつけん)」の言葉の意味を簡単に説明します。この二つの言葉は似ているようで、実は法律や会社などの場面で使い分けられています。
決議権とは、ある会議や集まりで決議(けつぎ)をするための権利という意味です。決議は、話し合ったことを正式に決めることを指します。一方、議決権とは、その会議の参加者が出された議題について賛成・反対を表明して決める権利を指します。
つまり、決議権は「決めること自体の権利」、議決権は「決めるための投票権」と考えると分かりやすいでしょう。
決議権と議決権の違いを表にまとめてみよう
違いのポイント | 決議権 | 議決権 |
---|---|---|
意味 | 決議をする権利 | 議題に賛否を示す権利 |
使われる場面 | 会議の決定自体 | 投票や意見表明 |
対象 | 決定行為 | 意思表示行為 |
例 | 株主総会での法的決議 | 株主が議案に賛成・反対を表明する投票 |
ピックアップ解説
議決権って、実は単なる投票権以上の意味を持つことがあるんです。例えば株主総会では、株主の持つ議決権の割合が会社の経営に大きく影響します。大株主は多くの議決権を持っているため、会社の重要な方針を左右できるんですよね。ちょっとした違いが経営権の握り合いに繋がるんです。
こう考えると、議決権はただの「イエス」か「ノー」だけじゃなく、会社の未来を動かす力の源といえるでしょう。
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