
APIとデバイスドライバって何?基本の違いを理解しよう
まずはAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)と、デバイスドライバという言葉の意味から見てみましょう。APIは、ソフトウェア同士がやり取りをするための決まりや仕組みのことを指し、プログラムが別のプログラムやサービスの機能を呼び出せるようにする「窓口」のような役割を持っています。
一方、デバイスドライバはコンピュータのハードウェアを動かすためのソフトウェアで、パソコンやスマホに接続された機器を正しく動かすための橋渡し役です。例えば、プリンターやキーボード、マウスなどの物理的な機器を操作できるようにするものです。
つまり、APIは主にソフトウェアの間でのやりとりのルールや入り口、デバイスドライバは外の機械をパソコンに認識させて動かすための特別なプログラムなのです。
APIとデバイスドライバの役割の違いを詳しく解説
APIはプログラムが別のプログラムの機能を利用するときの「決まりごと」です。
例えば、TwitterのAPIを使うと、自分のアプリからツイートを投稿したり、読むことができるようになります。
APIがあることで、違うプログラム同士が情報をやり取りでき、機能を共有できるわけです。
一方、デバイスドライバはハードに対応したソフトウェアで、コンピュータのOSと機器の間をつなぐ役目を果たします。
例えば、パソコンでUSBメモリを使うとき、ドライバがないとパソコンはその機器をどう扱えばよいかわかりません。
ドライバは機械固有の操作方法をパソコンに教え、正しく動かせるように調整します。
つまり、APIはソフトウェア間の情報交換の窓口、デバイスドライバはハードウェアを動かすための通訳者のような存在です。
APIとデバイスドライバの違いを表でまとめてみました
ポイント | API | デバイスドライバ |
---|---|---|
役割 | ソフトウェア間のやり取りのルールや仕組み | ハードウェアを動かすためのソフトウェア |
対象 | プログラムやサービス同士 | コンピュータに接続された機器(プリンター、キーボードなど) |
機能 | プログラムの機能呼び出しや情報交換の窓口 | 機器を操作し、動かすための命令の仲介 |
使用者 | ソフトウェア開発者やプログラム | OS(オペレーティングシステム)と機器 |
例 | Twitter API、Google Maps APIなど | プリンタードライバ、グラフィックドライバなど |
まとめ:APIとデバイスドライバの違いを押さえてITの基礎を身につけよう
今回はAPIとデバイスドライバの違いについて解説しました。
APIはソフトウェア同士が仲良くするためのルールや窓口であり、
デバイスドライバはパソコンが周辺機器を動かす時の通訳者のようなものです。
初心者でもITの世界を理解するために、こうした用語の意味や役割を知ることは大切です。
これを機会に、APIやデバイスドライバを使ってどんなものが作れるのか、興味を持ってみてくださいね。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
APIはプログラムどうしが仲良くするためのルールですが、実は種類がたくさんあります。ウェブAPIというものはインターネット越しに通信しながら使うAPIで、普段使うSNSや地図サービスに欠かせません。さらに、APIはプログラミング言語や目的によって形が違うので、使いこなすには少しずつ慣れていく必要があります。
こうした背景を知ると、APIがITの世界でどれほど大切な存在かが見えてきますね。APIのおかげで、スマホアプリや便利なサイトが次々生まれているんです。
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