
SQLとは何か?データベースの基本を知ろう
まず、SQL(エスキューエル)とは、データベースに対して様々な操作を行うための言語のことです。
例えば、データの追加や検索、更新、削除などを指示するためのルールや文法の集合体です。
SQLはStructured Query Languageの略で、直訳すると「構造化問い合わせ言語」となります。
世界中の多くのデータベースシステムがこのSQL言語を使ってデータ管理をしています。
専門的には「言語」なので、プログラミング言語の一種ですが、プログラムを書くのとは少し違い、
データベースに指示を出すための命令文を書きます。
そのため、プログラミング初心者でも比較的簡単にデータベース操作を始めることが可能です。
SQLは複数のデータベースソフトウェアが共通して使う言語ですが、細かい文法の違いや機能の違いもあります。
それでも基本的な部分は共通しているため、一度覚えてしまうと他のデータベースでも役立つスキルになるでしょう。
SQLiteとは?身近なデータベースソフトウェアの紹介
SQLite(エスキューライト)は、データベースを実際に使うためのソフトウェアの一つです。
名前だけ見ると難しそうですが、実はとても身近で使いやすいものです。
SQLiteは軽量で組み込み向きのデータベースエンジンで、多くのスマホアプリや小規模なシステムで利用されています。
SQLiteの特徴は、サーバーが不要でデータが一つのファイルに保存されることです。
パソコンやスマホの内蔵ストレージに直接データを保存でき、特別な設定なしで使うことができます。
そのため、開発者にとっては導入が簡単で、初心者も扱いやすいデータベースとして人気があります。
SQLiteはSQL言語を利用して操作しますので、「SQLの文を書いてSQLiteを動かす」というイメージです。
いわば、SQLという言語で話す相手の一つがSQLiteというソフトウェアなのです。
SQLとSQLiteの違いをわかりやすく比較!表で理解しよう
ここでSQLとSQLiteの違いを表でまとめます。
見やすく整理しているのでぜひ参考にしてください。
項目 | SQL | SQLite |
---|---|---|
種類 | データベース言語(命令文の規格) | データベース管理ソフトウェア(エンジン) |
役割 | データベース操作のための言葉 | SQL文を使ってデータ操作を行うプログラム |
用途 | MySQLやPostgreSQLなど複数のDBで使用 | 主に組み込みや軽量アプリ向けのDB |
特徴 | 共通言語なので多くのDBで対応、文法は標準化されている | サーバー不要で小規模向け。単一ファイルで管理し簡単に導入可能 |
例 | SELECTやINSERTなどの命令文 | アプリ内のデータ保存、モバイル環境に多い |
このように、SQLは言葉そのもの、SQLiteはその言葉を理解して動くソフトウェアの違いです。
例えるなら、SQLは英語、SQLiteは英語を話すロボットのようなイメージかもしれません。
まとめ:実際に学ぶならどちらがいい?
SQLはデータベースを操作するための基本的な言語なので、どんなデータベースでも役立ちます。
一方、SQLiteは手軽に始められるデータベースなので、学習用や小規模プロジェクトに最適です。
もしこれからデータベースを学ぼうと思っているなら、まずはSQLの基本文法を覚え、
その後でSQLiteを使って実際に操作してみることをおすすめします。
これにより、言語の理解と実践が両方身に付き、応用もしやすくなります。
さらに、他のデータベースにも応用が効くため、将来の選択肢が広がるでしょう。
SQLという言葉はよく使われますが、実はSQL自体はプログラムではなく『言語』のことなんです。
例えば、英語や日本語が言語であるように、SQLはデータベースとやり取りするための言葉です。
面白いのは、この言語を理解するデータベースソフトがたくさんあること。
その中の一つがSQLite。まるで、英語を話す友達がたくさんいて、そのうちひとりがSQLiteと言えるでしょう。
だからSQLとSQLiteの違いを知ることは、言葉と話し手の違いを知るのと似た感じなんですよね。
これを知っておくと、データベースを学ぶときに混乱しにくくなります。
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