
SQLとは何か?基本を押さえよう
SQL(エスキューエル、Structured Query Language)は、データベースを操作するための言語です。
データベースは、大量の情報を整理して保存するための場所で、SQLを使うと、その情報を検索したり追加したり、更新したりできます。
例えば、学校の図書館の本のデータを管理する場合、SQLを使って本の一覧を表示したり、新しい本を追加したりします。
SQLは大きく分けて、データを取得するためのSELECT文や、データを操作するためのINSERT・UPDATE・DELETE文があります。
このように、SQLはデータベースの中のデータを扱う言語として、さまざまな操作方法を提供しています。
DDLとは?SQLの一部でデータベース構造を作る命令
DDLはData Definition Languageの略で、データベースの構造を定義・変更するための命令群を指します。
具体的には、命令 役割 CREATE テーブルやデータベースを新しく作る ALTER 既存のテーブルの構造を変える DROP テーブルやデータベースを削除する
などが含まれています。
例えば、図書館の本を管理するためのテーブルを作る時に、どのような項目(本の名前、著者、出版年など)を持つか決めるのにDDL命令を使います。
これに対して、作ったテーブルの中身(データ)を操作する命令はDML(Data Manipulation Language)と呼ばれていて、SELECTやINSERTなどが該当します。
SQLとDDLの違いまとめ
ここまで説明したように、SQLはデータベースを操作するための言語全体で、
その中にDDLというカテゴリーがあって、データベースやテーブルなどの構造を扱う命令群を指します。
分かりやすく表にまとめると、
用語 | 意味 | 役割 | 例 |
---|---|---|---|
SQL | データベース操作言語全体 | データの検索・更新・削除や構造の定義 | SELECT、INSERT、CREATE、DROPなど |
DDL | SQLの一部 | データベースの構造定義や変更 | CREATE、ALTER、DROPなど |
このように、DDLはSQLの中の構造を扱う命令に限定した用語です。
それを理解すると、SQLの様々な命令の意味や役割を区別しやすくなります。
初心者がSQLとDDLを覚えるポイント
SQLは幅広い命令があり、一度に全部覚えるのは大変です。
まずは、DDLはデータベースの枠組みを作る命令として、例えばテーブルを作るCREATEを覚えましょう。
次に、テーブルの中のデータを扱うSELECTやINSERTなどのDML命令を学ぶと、SQLの基本操作が身につきます。
また、同じ言葉でも、DDLやDMLといったカテゴリーを意識すると、どんな場面でその命令を使うか理解しやすくなります。
始めはゆっくり一つずつ試して、慣れてきたら複雑な操作にも挑戦してみましょう。
プログラミングやデータベースを学ぶ上で、とても役に立つ知識になりますよ。
SQLの中の「DDL」は、ただの難しい言葉に見えますが、実はデータベースの家を建てる大工さんみたいな役割をしています。
例えば、図書館の本を管理するとき、棚(テーブル)を作ったり、棚の形を変えたり、要らなくなった棚を壊したりするのがDDL。
一方、棚に本を並べたり取り出したりするのはSQL全体の仕事の中の別の役割です。
こう考えると、DDLがデータベースの「土台や骨組み」を作る専門と言えます。
身近な例にたとえると、家の設計図を書くのがDDL、家具を配置するのがその他のSQL命令みたいなものですね。