
SQLとは何か?基本を押さえよう
まずはじめに、SQL(Structured Query Language)について説明します。SQLはデータベースを操作するための言語で、
データの検索や追加・更新・削除を行うための決まったルールや文法のことです。
つまり、SQLは言葉のようなもので、データベースに対して「これをやってください」と指示を出すための手段なんです。
中学生の皆さんで言うと、学校の図書室で本を探す時に「この漢字の本をください」と司書にお願いする言葉のようなものです。
SQLは標準化されていて、どんなデータベースソフトでも基本的な使い方はほとんど同じです。
ただし、ソフトごとに独自の機能や書き方(拡張)があることもあります。
SQLを使うことでデータの管理が簡単にできるので、とても重要な言語なんです。
MySQLとは?データベース管理システムの代表格
一方、MySQLはデータベースを管理・運用するためのソフトウェア(DBMS:Database Management System)です。
これはデータを安全に保存・整理して、SQL言語を使って様々な操作ができるようにするシステムのことです。
MySQLは無料で使えることが多く、世界中で人気があります。
例えば、インターネットの大手サービスやウェブサイトの裏側にMySQLが使われていることも多いんですよ。
簡単に言うと、SQLはデータベースにお願いをする言葉、MySQLはそのお願いを実行するためのソフトウェアと考えられます。
また、MySQL以外にもOracle DatabaseやPostgreSQLなど色々なデータベースソフトが存在します。
MySQLとSQLの違いをわかりやすく比較
ここで、MySQLとSQLの違いを表で整理してみましょう。
以下の表は両者のポイントの違いをまとめたものです。
項目 | SQL | MySQL |
---|---|---|
種類 | データベース操作のための言語(命令文) | データベースを管理するためのソフトウェア(DBMS) |
役割 | データの検索、挿入、更新、削除などの指示を出す | SQLの命令を受けてデータを保存・処理し管理する |
使い方 | 言語なので、どのDBMSでも似た文法で使える | MySQL独自の拡張や特徴がある |
例 | SELECT文、INSERT文などのSQL文 | MySQLサーバーソフト、クライアントツール等 |
このようにSQLは言葉、MySQLはその言葉を使って動く機械(ソフト)だと思ってください。
どちらもセットで使うことが多く、MySQLでSQLを書いてデータを扱う、という流れになります。
まとめ — これから学ぶ人へ
今回のポイントは、SQLはデータベースに指示を出すための言語で、MySQLはその指示を実際に実行し管理するためのシステムだということです。
どちらもデータベースを使う上で欠かせませんが、性質や役割が違うので混同しないようにしましょう。
これからプログラミングやWEB開発、データ解析などを学ぶ方は、SQLの文法と使い方、そしてMySQLの基本的な操作を同時に覚えておくと良いですよ。
ぜひこの機会にSQLとMySQLの違いをしっかり理解して、プログラミングの第一歩を踏み出しましょう!
ここでちょっと面白い話を。MySQLは発音すると“マイエスキューエル”か“マイシークォール”が多いですが、実は英語圏でも発音がばらばらなんです。
その理由は、MySQLが由来する名前“My”は開発者の娘の名前だったり、
“SQL”自体は“sequel”(続編)から来ていて、そのため発音が気になる人も。
こうした名前の由来や発音について知っておくと、友だちとの会話でちょっとした話題になるかもしれませんね!
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