
ER図とは何か?
<ER図(エンティティ・リレーションシップ図)は、データベースを設計するときに使う図のひとつです。
簡単に言うと、データの種類や、それらがどうつながっているかをわかりやすく絵で表したものです。
例えば、「学生」「クラス」「先生」といった情報を整理し、それぞれがどう関係しているかを図にします。
よく使われる記号は、四角で「エンティティ(ものや人など)」、線で「リレーションシップ(関係)」を表します。
ER図を描くことで、データの全体像やつながりが見えて、データベースの設計がしやすくなります。
論理データモデルって何?
<論理データモデルは、ER図をもとに作られる、データベースの中身を設計するための細かい計画表のようなものです。
データの種類(属性)やそれぞれのデータがどのように構造化されるかを、より具体的に決めていきます。
たとえば、「学生」というエンティティには「学生ID」「名前」「生年月日」といった属性を設定し、それぞれのデータがどんな型(文字・数字など)を持つのかも決めます。
論理データモデルは、データベースを作るときの設計図として、実際の技術に依存しない部分での詳細設計を行います。
ER図と論理データモデルの違いを具体的に理解しよう
<ER図と論理データモデルは、どちらもデータを整理・設計するために使われますが、役割や細かさが違います。
以下の表でその違いをわかりやすくまとめました。
まとめ
<ER図は、データの関係をわかりやすく描く図で、論理データモデルはそのER図をもとに、データの詳細な構造や属性を論理的に設計したものです。
どちらもデータベース設計には欠かせないステップで、ER図でイメージをつかみ、論理データモデルで細かいルールを決めていきます。
中学生にもイメージしやすいように例を使うと、「カレンダーの予定を書き込む紙」がER図で、その紙に『時間』『場所』『内容』の細かい決まりを書くのが論理データモデルと考えるとわかりやすいですね。
ぜひ覚えて、データの整理や設計に役立ててください!
ER図の中で使う「エンティティ」という言葉、聞いたことがありますか?これは「もの」や「人」など、データベースで管理したい対象のことを指します。例えば「学生」や「本」、「会社」など。面白いのは、このエンティティには必ず「属性」という細かい情報が付きものなんです。たとえば「学生」なら名前、生年月日、番号など。こうした属性は論理データモデルでさらに詳細に決められ、データベースの設計を深めていく重要なポイントなんですよ。つまりER図は大きなくくりを示し、論理データモデルはその中身をじっくり詰める役割と考えてみてくださいね!
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