
クラウドコンピューティングとは何か?
まず、クラウドコンピューティングとは簡単に言うと、インターネットを通じてコンピュータの力を借りる技術のことです。普通、パソコンやスマホでデータを処理するときは自分の機器内で行いますが、クラウドコンピューティングはネット上にある大きなコンピュータ(サーバー)を使って処理をしたり、データを保存したりします。
これにより、自分の機械の性能に関係なく高速な処理ができたり、必要なときだけサーバーの力を借りたりすることが可能です。例えば動画をストリーミングで見るとき、SNSを使うとき、オンラインゲームをする時など、多くの場面でこのクラウドコンピューティングの技術がおおいに活躍しています。
まとめると、クラウドコンピューティングは<インターネット経由でコンピュータの能力を利用するための技術>という意味になります。
クラウドサービスとは何か?
では、クラウドサービスとは何でしょうか?これは、クラウドコンピューティングの技術を使って提供されるサービスや製品の総称です。つまり、「実際に使うことができるクラウドのサービス」というイメージです。
例えば、GoogleのGoogle Drive(グーグルドライブ)はオンライン上にファイルを保存できるクラウドサービスのひとつです。また、AmazonのAWS(アマゾン(関連記事:アマゾンの激安セール情報まとめ)ウェブサービス)は、企業が自分のサービスを作るときに使うクラウドの仕組みを提供しています。
クラウドサービスはメールサービス、ストレージ、データベース、AIなど多彩な種類があり、個人や企業が手軽に利用できるのが特徴です。クラウドコンピューティングの技術を背景にユーザーに具体的な機能や便利さを提供しているのがクラウドサービスというわけです。
クラウドコンピューティングとクラウドサービスの違いを表で比較
まとめ
簡単に言うと、クラウドコンピューティングは技術そのものであり、クラウドサービスはその技術を使って実際にユーザーに提供される商品やサービスです。
例えば、スマホのゲームアプリはクラウドサービスのひとつで、その裏側にはクラウドコンピューティングの技術が使われているイメージです。
この違いを理解することで、IT分野の話がもっとわかりやすくなり、仕事や勉強にも役立ちます。
ぜひクラウドの基本を押さえて、これからの便利な時代に備えましょう!
クラウドサービスの中でも、よく耳にする『SaaS(サース)』という言葉がありますね。これは「Software as a Service」の略で、ソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービスのことです。実は、メールやオフィスソフトのオンライン版もSaaSの一種なんです。学校の授業や会社の会議で使うことが多いGoogleのGoogleドキュメントやMicrosoftのOffice 365も代表的なSaaSで、わざわざパソコンにソフトをインストールしなくても使える便利さが特徴です。こうしたサービスもクラウドコンピューティングの技術に支えられているので、日常生活で気付かないうちにクラウドが活躍しているんですね。