
金融サービス仲介業とは?
金融サービス仲介業は、簡単に言うとお客さんと金融機関をつなぐお仕事のことです。例えば、銀行や保険会社などの金融機関が提供するサービスを、私たちに紹介してあげる役割を持っています。
実際にお金を貸したり、保険を売ったりするのではなく、どんな金融サービスがあるかを説明したり、申し込み手続きのお手伝いをしたりします。
この業務に携わる人や会社は、金融機関のサービスを多くのお客さんに紹介し、そのサービスを利用してもらいやすくすることが目標です。
ですから、金融サービス仲介業のポイントは『金融機関のサービスの案内や手続きのサポート』に重点が置かれている点です。
金融商品仲介業とは?
次に金融商品仲介業ですが、こちらは金融サービス仲介業よりも一歩進んだ内容です。
金融商品仲介業者は、銀行や証券会社が提供する金融商品(例えば投資信託や株式、債券など)をお客さんに紹介し、販売を手助けします。
ただし、実際にお金のやり取りをするのは銀行や証券会社で、金融商品仲介業者はあくまでも『商品の販売の仲介役』です。
特徴としては、金融商品仲介業者は商品についての説明責任があり、お客さんに適切な商品を選べるよう詳しい情報提供をすることが義務付けられています。
つまり、金融商品仲介業は金融サービス仲介業よりもっと専門的で、お金の増やし方や運用について仲介する役割を持っているのです。
金融サービス仲介業と金融商品仲介業の違いを比較!
ここまで説明してきた2つの業種の違いをわかりやすくまとめるために、表形式で比較してみましょう。
項目 | 金融サービス仲介業 | 金融商品仲介業 |
---|---|---|
仕事内容 | 金融サービスの案内と申し込み手続きのサポート | 金融商品の販売に関する仲介と説明 |
取扱商品・サービス | 銀行・保険・ローンなどのサービス全般 | 投資信託・株式・債券などの金融商品 |
お金のやり取り | 基本的に金融機関同士で行う | 金融機関とのやり取りだが販売を仲介 |
資格や規制 | 比較的緩やかだが登録が必要 | より厳格な登録と説明義務がある |
お客さんへの責任 | サービス内容の説明中心 | 商品内容の詳細な説明が求められる |
つまり、金融サービス仲介業はより広く便利なサービスの紹介役で、
金融商品仲介業は投資商品など専門性が高い商品の仲介・説明に特化しています。
金融商品仲介業では金融商品の説明がとても大切。
例えば、投資信託という言葉は聞いたことがあっても、どんなリスクがあるか、どうやって利益を出すのか知らない人も多いです。
だから仲介業者はお客さんに分かりやすく、リスクも含めて説明をする責任があるんですよ。
これって、お客さんが『納得して選べるように』するために必要なことで、安心して商品を買ってもらうための大切な仕事なんです。
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