
モバイルデータ通信とモバイル通信って何?基本の説明
スマートフォンやタブレットを使っていると、「モバイルデータ通信」や「モバイル通信」という言葉をよく見かけます。
モバイル通信とは、簡単に言えば、携帯電話の電波を使って行うすべての通信のことです。電話をかけることやショートメッセージを送ること、そしてインターネットを使うこともこの「モバイル通信」に含まれます。
一方でモバイルデータ通信は、電話やメールではなく、インターネットのデータを送受信する通信を特に指します。つまり、アプリを使ったり、ウェブサイトを見たりする時のインターネット接続部分だけがモバイルデータ通信です。
このように、モバイル通信はもっと広い意味を持ち、その中にモバイルデータ通信が含まれていると考えてください。
具体例で理解!モバイル通信とモバイルデータ通信の違い
もっとわかりやすくするために、実際の使い方で違いを見てみましょう。
例えば、電話をかける時やマナーモードで着信があった時に使われるのは音声通話という種類のモバイル通信です。これはモバイルデータ通信ではありません。
一方、LINEやYouTubeを使う時はモバイルデータ通信が使われています。これはインターネットを使って動画を見たりメッセージを送ったりするための通信です。
つまり、モバイル通信は携帯電話の電波を使った全部の通信で、モバイルデータ通信はその中のデータ通信部分だけを指しています。これを表にまとめると次のようになります。
なぜ違いを知ることが大切?利用や料金のポイント
この違いを理解することはとても重要です。
たとえば、携帯電話の料金プランではデータ通信量に基づく料金が設定されていることが多いです。つまり、モバイルデータ通信をどれだけ使うかで料金が変わるのです。一方、音声通話は別の通話プランや無料通話時間内なら料金がかからなかったりします。
また、スマホの設定画面で「モバイルデータ通信」をオン・オフにすることがあります。これはインターネットの利用を許可するかどうかで、その状態によりワンクリックでデータ通信を止めたり再開したりできます。ただし、この設定は音声通話には影響しません。
つまり、モバイルデータ通信のオン/オフ設定は、インターネット利用の制限であり、モバイル通信全体を制御するわけではないのです。この点を知っておくと、料金トラブルや通信トラブルを避けることができます。
モバイルデータ通信という言葉はよく聞きますが、意外とその範囲が広くないことに驚くかもしれません。たとえば、電話をかける時はモバイル通信ですが、これはデータ通信ではありません。
なので、Wi-Fiがなくてスマホのモバイルデータ通信をオフにしても電話はかけられます。でもインターネットは使えません。これは意外と知られていない豆知識で、設定を間違えるとネットに繋がらず困ることもあるので注意が必要ですよ。